『安売りしない会社はどこで努力しているか?』(村尾隆介/だいわ文庫)






『安売りしない会社はどこで努力しているか?』(村尾隆介/だいわ文庫/680円+税)


「値決めは経営である」とは稲森和夫氏の言葉らしいが、企業がモノやサービスを売るとき、価格設定は非常に重要なポイントとなる。安易な安売りに陥らず、商品やブランドの価値を上げることが重要であると説いている一冊。

むやみな安売りがなぜいけないか?
1.売上は出ても利益が出ない
2.理不尽なクレームが増える
3.リピーターが減る
4.他店との安売り競争から逃れられなくなる
5.お客さまと価格のことで戦うことになる
6.アイデアのない会社になる
7.組織づくりに時間が割けない
8.仕事が増える
9.協力会社に迷惑をかける
10.広告しても値段しか覚えてもらえない

では、どうすればいいかというと、商品価値・ブランド価値・企業価値を高めるべきだ、と説いている。
さらには良いスタッフを揃え、そのスタッフに報いる職場環境を整えること、会社のスタイル・方向性を共有すること、としている。
具体例もたくさん紹介されており、著者の考えは理解しやすいだろう。



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『AI時代の人生戦略』(成毛眞/SB新書)






『AI時代の人生戦略』(成毛眞/SB新書/800円+税)



AIを含むテクノロジーの進化によって、理系知識のない人間はAIに使われる側の人間になるだろう、だからAIを使う側の人間になるためには「STEAM」の知識が必要だと説いている本。

ここで言う「STEAM」とは・・・
S:Science(科学)
T:Technology(技術)
E:Engineering(工学)
A:Art(芸術)
M:Mathematics(数学)

もともと「STEM」という造語がアメリカ国立科学財団によって使われ始めたらしいが、それに成毛氏はArt(特に現代アート)を加えて「STEAM」としている。

これらの知識がないと、これまで存在していた職業がテクノロジーの進化で不要となり、ヘタをすれば失業してしまうと警鐘している。電話交換手とかガス灯に灯をともす仕事、ボウリングのレーンにピンを立てる仕事、凍った湖の氷を切り出す仕事などは、過去に存在していたが、すでに死滅した職業として紹介されている。
今ある職業も将来はなくなるであろうという例が列挙されている。銀行の融資担当者、レストランの案内係、レジ係、データ入力作業員、時計修理工、塗装工、壁紙貼り職人などなど(マイケル・オズボーン『雇用の未来』)。
この予測が当たるかどうかは分からないが、テクノロジーの進化やシステムの変化で不要となる可能性は否定できない。

成毛氏は日本の教育システム、特に大学入試システムに問題があるとしている。それは、文系受験者数を増やすために数学をはじめとする理系科目を受験科目からはずしていること。受験科目から外された科目は高校でまじめに勉強するはずがない。本人に理系の素養があったとしても。
マークシートによる解答システムも問題があるとしている。成毛氏は論理的思考が育たないとしている。

というわけで、「STEAM」に親しむために、本書後半では推薦図書やTV番組をいくつも紹介。また、ゲームも積極的に遊べと説いている。



まぁ、成毛氏の主張することはわかるのだけれど、彼の予想する未来が現実化するとすれば、なんとも殺伐とした未来ではないか? 金持ちはカネで知識を買えばいいし、理系に優れた人はサバイブできるだろう。では、理系に疎い貧乏人はどうだろう? 単純労働者はロボットに置き換わり、大量の失業者は社会のお荷物になるだろう。そういう人だって社会の構成要員だったはずだが、社会から見捨てられたらIS国のようにテロに走らないだろうか? そもそも、単純労働者の仕事がロボットに変わり、頭脳労働者の仕事がAIに取って代わられたら、人間はもはや必要ないんじゃないの? どこぞのSF映画のような時代が来るのだろうか?







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『ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ』・『同 2』(茂木誠/SB新書)


 




『ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ』・『同 2』(茂木誠/SB新書/800円+税・820円+税)

寝正月で読んだ本の第2弾・第3弾(笑)。

裏表紙に「ニュース番組や新聞をなんとなく見ているだけでは、ニュースの「本質」をつかむことはできません。そこで本書は一般の方々が国際ニュースを見て疑問に思うであろう100のポイントを取り上げ、世界史とからめて解説するアプローチをとりました。歴史の成り立ちから学ぶことで、国際ニュースの本質を読み解くことができると思います。」とあるように、地政学・宗教・世界史という観点から国際ニュースを読み解いている。

『ニュースの“なぜ?”は世界史に学べ』は2015年12月15日に初版発行。すでに2年経過しているので、最新の国際ニュースには対応できていないので、『同 2』を2017年9月15日に出版して補足。

高校の世界史・地理は最低限の暗記で切り抜けたワタシとしては、国際ニュースを見てもチンプンカンプン。ワタシのような人間にとっては、世界情勢を理解するのに最適な2冊。

『1』では・・・
・なぜEUはギリシアを見捨てないのか?
・ロシアがウクライナにこだわる理由は?
・なぜスコットランドで独立運動が起きたか?
・沖縄の反基地デモと中国との関係は?
などなど100項目。

『2』では・・・
・イギリスの「EU離脱」はなぜ起きた?
・なぜイスラエルは紛争を繰り返すのか?
・なぜメキシコではマフィアが暗躍する?
・「極右政党」がこれほど支持されるのはなぜ?
・日本の拉致問題は解決する?
などなど101項目。

ナルホドと思いつつ読み終えると、ワタシの頭では結構抜けてしまっているが(笑)、なんとなく現代の国際情勢に関わる世界史がわかった。高校で習った『世界史』っていったいなんだったんだろう?(爆)。
結局、国際情勢のイザコザは宗教と欧米列強(+ロシア・中国)のエゴが主な原因と感じた次第。



 



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『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』(永井孝尚/SB新書)


 



今年は年始の挨拶で親戚に伺った以外は完全な寝正月(笑)。テレビも見たい番組ばかりではないので、久しぶりに読書三昧。で、第1弾が

『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』(永井孝尚/SB新書/800円+税)

マーケティングの基礎を身近な事例を読み解きながら解説している一冊。
マーケティングの4P(Product(商品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(プロモーション))とか、顧客ロイヤルティ、顧客生涯価値、イノベーター理論など、むかし勉強したようなことを改めて勉強することができた。



ちなみに上の写真の左がオリジナルのカバーで右が重版後のオビ(帯)。ふつうオビは本の高さの1/3程度だが、完全に本全体をカバーして、二重カバー状態(笑)。三つ葉優雨氏のイラストを同じポーズで広末涼子の実写画像に替えているのが面白い。



さて、多くのマーケティングの教科書では、理論の説明があって次に具体例が示されるのがパターンだと思うが、本書は実際の具体例の紹介から理論の解説という逆パターン。
具体例としては、
・ランニングや登山に特化した腕時計メーカーの戦略
・ベンツの顧客囲い込み戦略
・北海道十勝産の冬のマンゴー『白銀の太陽』
・はなまるうどんの「期限切れクーポンの大復活祭」
・ブックオフの買取査定システム
などなど。

読みやすく、身近な例をたくさん挙げているので、これからマーケティングを勉強しようという方のとっかかりとして最適の一冊。







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『居酒屋ぼったくり』第8巻(秋川滝美 著/アルファポリス)





『居酒屋ぼったくり』第8巻(秋川滝美 著/アルファポリス/1,200円+税)

アルファポリス:『居酒屋ぼったくり』特設サイト



東京下町の商店街にある「居酒屋ぼったくり」を切り盛りする美音(みね)を中心に起こる小さな、あるいは大きな事件を料理や酒をからめながら展開される小説の第8巻。

書店で久しぶりに手に取って購入したのだが、すでに購入済みの7巻もうっかり購入しそうになったものの、中身をパラパラ読んだら、すでに読んでいると確認し、8巻のみ購入。



今回出てくる料理と酒は・・・

「おじいちゃんの記憶」
・サツマイモの茎のきんぴら ・千切り葱の豚肉巻
『純米吟醸 熊本 神力』千代の園酒造株式会社(熊本県山鹿市)
『飛騨高山麦酒 ピルセナー』有限会社 農業法人 飛騨高山麦酒(岐阜県高山市)

「女たちの仕返し」
・メカジキの天ぷら 青紫蘇風味 ・マイタケの天ぷら ・カボチャの煮物 ・豚の角煮 ・鶏雑炊
『時分2015』大和葡萄酒株式会社(山梨県甲州市)
『ジャックダニエル ブラック Old No.7』アサヒビール株式会社(東京都墨田区)
『純米吟醸 八海山』八海醸造株式会社(新潟県南魚沼市)

「魔女につかまれた胃袋」
・ヴィーナースニッツェル(仔牛のカツレツ) ・豆腐と卵のコーンスープ
『フランツィスカーナー・ヘーフェ・ヴァイスビア』(輸入代理店)株式会社ザート・トレーディング(東京都港区)

「黒豆ゼリーにとけた心」
・肉豆腐 ・黒豆煮 ・黒豆ゼリー
『屋守 純米中取り 無調整 生』豊島屋酒造株式会社(東京都東村山市)
『大喜多城 純米吟醸』豊乃鶴酒造株式会社(千葉県夷隈郡)

「黄金色の出汁」
・みりん干しと野菜の合わせ煮 ・肉うどん ・穴子の白焼き
『越の誉 波 純米』原酒造株式会社(新潟県柏崎市)
『秀麗 司牡丹 純米吟醸 原酒』司牡丹酒造株式会社(高知県高岡郡)



ワタシ的に興味を持ったのは「おじいちゃんの記憶」のサツマイモの茎のきんぴら。
戦時中はイモが食べられなくて茎まで食べたという話を聞くし、親父などは「戦時中に一生分の芋を食べたので、もう芋は要らん!」というぐらい(笑)。
ワタシ自身、サツマイモを育てた記憶はあるが、茎は食べた記憶がないし、そもそも食べられるものと思っていなかった。そういう意味で、食べてみたくなった。








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