AE、AF、AW(オートワインド)を実現した全自動カメラ/ポラロイドSX-70ソナー・オートフォーカスモデル2



 



今やフィルム1本(10枚撮り)で3,000円となり、このフィルムで撮影するのは最高に贅沢なことになってしまったポラロイドカメラ(笑)。
今回紹介するのは SX-70ソナー・オートフォーカスモデル2。モデル1(?)があったのかどうかは知らないし、その違いもわからない。

 


ワタシが入手したときには革張り(合成皮革)がしてあったのだけれど、保存状態が悪く、最近とりだしてみたらバリバリにひび割れていたので、全部剥がすことに。接着剤跡が残っていて見苦しい(笑)。

ポラロイドといえば初代 SX-70(1972年発売)がその独特な構造で世界をあっと言わせたようだが、それにソナー・オートフォーカス(超音波自動焦点)機構を付け足した SX-70 ソナー・オートフォーカスは、AE(オートエクスポージャー/自動露出)、AF(オートフォーカス/自動焦点)、AW(オートワインド/自動巻き上げ)を実現した画期的な一眼レフカメラ。特殊な形をしているが、形式上は一眼レフである。また実際には、フラッシュバーや専用ストロボを使用した場合のストロボ撮影も自動露出となる。

当時、世界初のAFを実現したのが1977年発売のコンパクトカメラ/コニカC35AF(愛称:ジャスピンコニカ)。ただ、このカメラではフィルム巻き上げが手動だった。
また、一眼レフではオリンパス OM-2(1975年)、キヤノンAE-1(1976年)など、AEカメラは各社から発売されていたが、AFを実現したものはまだなかった。
そのような状況で発表されたこのカメラこそ、初の全自動カメラと言えなくもない(が、実際はどうなのだろう)。

ちなみにこのカメラのAF 方式は名前のとおり、ソナー(超音波)を使う。レンズ上部に設けられたトランスデューサー(静電変換器)から超音波(60、57、53、50KHz)を発射し、被写体に当たって戻る超音波を同じトランスデューサーで受信、超音波の戻る時間によって距離を測るという、ポラロイド独自のもの。本製品以降、多くのポラロイドカメラに採用されている。
このカメラにおいては最短撮影距離26cmから無限遠までを128段階に調整している。
ただし、ガラス越しの撮影では、超音波がガラスに反射して戻ってくるのでピントが合わないという欠点がある。とはいえ、本カメラは一眼レフでマニュアルフォーカスも可能だから、ファインダーを見ながらピントを合わせることもできる。


ポラロイド社はその後、1981年に「600サンシステム」を発表し、ISO600のフィルムとストロボ内蔵カメラを発表、さらに1983年には SX-70 ソナー・オートフォーカスの後継機種となる SLR680を発売、ストロボ内蔵となる。
初代 SX-70と比べると、トランスデューサー、ストロボの2段重ねとなり、背が伸びて不格好になってしまった(笑)。



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フジのピールアパート・インスタントフィルム専用マニュアルカメラ「FOTORAMA FP-1 Professional」


またまたオールドカメラを引っ張りだしマス。

フジ「FOTORAMA FP-1 Professional」 はポラロイド/フジのピールアパートタイプインスタントフィルム専用のカメラ。古い6x6判などに見られるフォールディングタイプのカメラで連動距離計式。

 


カメラの前蓋部分を開けて中のレンズ部分を引き出してセットする。
レンズ部分は大判カメラと同様のもので、絞り・シャッタースピードを設定し、またシャッターチャージレバーも備える。
レンズはフジノン 105mm F5.6。、シャッタースピードは1/500秒~1秒・バルブ、絞りはF5.6~F64。

ピント合わせは本体右手親指側にあり、ダイヤルで調整(0.8m~無限遠)。

本体の多くはプラスチックを多用しているけれど、主要部分でスチールを用いていて、堅牢感は十分。旧来のフォールディングカメラをプラスチックで再生したという印象のモデル。
デザインは今見ても古くなった感じがない(というよりも、蛇腹を使っているのでネオ・クラシックと言うべきか)。

入手ルートは伏せておくが、頂き物で、実際に具体的な撮影をしたことは一度もない(笑)。




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ポラロイド『プロカム“仕事人”』




ポラロイド『プロカム』“仕事人”の愛称が示す通り、ビジネスユーザー向けに開発されたといわれるカメラ。

パッケージに書かれている<主な特長>は、
●高精度広角レンズ使用
●大光量ストロボ内蔵
●ピント合わせ不要なオートフォーカス機構
●25~36cmの接写が可能なクローズアップレンズ付き
●信頼性の高い頑丈設計
●日付写し込み機構
●片手で撮影可能なハンドストラップ付き
●5年間保証

となっている。

カメラを閉じた状態では16.5×16.2cmのほぼ正方形。厚み(高さ)が7.21cmと分厚い感じ。ただし、ずんぐりした格好の『636CL』カメラなどに比べるとカメラバッグなどには納めやすい。
とはいえ、重量は1.0kg。なかなかご立派(笑)。


 

背面のコントロールパネルの一番左にあるスイッチをスライドさせるとカメラが開く。
その開き方が特殊で、側面を支点として30度ぐらいの角度で開く。するとソナーAF用トランスデューサー、レンズ、受光窓、ファインダーが現れる。同時にレンズとトランスデューサーをカバーしていたフラップが下がり、撮影状態になる。


一方、裏側は接眼レンズがピョコンと飛び出す。なかなか面白い仕組みだが、正直なところファインダーの見えはあまり良くない。


 

コントロールパネルについていえば、それぞれのスイッチに4つのポッチがついており、スイッチ自体も大きいので、手袋をしていても確実に操作できるようになっている。基本的にはフルオートなのでスイッチは特にいじる必要はないのだが、必要に応じてスイッチを操作すると赤い色が出てくるので、レバーを操作していることが一目で分かる。原始的ではあるが、よく考えられている。まぁ、今ドキのカメラなら液晶で表示するのだろうが。

レンズは100mm広角レンズ。といっても計算すると35mm換算37mmぐらいか。「広角」というほど広角には感じないが、同社としては珍しいスペック。ガラスを含めた4枚構成クインティックレンズと聞いたことがあるが、取説には「広角レンズ」としか書かれていない(笑)。なんと大雑把な・・・。

 

このカメラにはちっちゃなクローズアップレンズがついていて、これをカメラに取り付けると接写ができる。
撮影距離は「25~36cm」と書いてあるが、30cmを中心に前後5cm程度を被写界深度でカバーしているということであろう。測距はネックストラップについている金具がレンズから30cmの距離にあるので、実測するというポラロイドお得意の原始的な方法。
このクローズアップレンズはバネでカメラ本体に引っ掛ける仕組みになっていて、なかなか面白い方法。クローズアップレンズを取り付けると、注意を促すためにファインダーの周辺が少しボケるようになっているのだが、色がつくとかマークがつくとか別の方法があったように思う。
なお、クローズアップレンズは取り付けたままカメラを閉じることもできるし、クローズアップレンズを収納するケースをハンドストラップに取り付けることもできるので、持ち運びには便利。

 

クローズアップレンズ使用時の撮影倍率は、取説本体には「0.4倍」と書いてあったが、オレンジ色のインサートには「0.3倍」と書いてあり、表記が統一されていないのはいかがなものか。後付けと思われるオレンジ色の方が正しいのだろう。

ストロボはスペクトラの4.6mに対して5.5m。実際に比較したことがあるが、確かに遠くまで届く。

日付写し込み機構はあれば確かに便利だが、画面の左上に少しひずんだ形で写し込まれるのであまり愉快ではなかった。構造上仕方なかったのか? どうしても必要な人は写し込むだろうが、特に必要なければ写し込まない方がスッキリする。ポラロイドなので撮ってすぐメモできるし(笑)。


ユニークな構造にはポラロイドらしさを感じるが、個人的には『スペクトラ』の方が好きだった。

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ポラロイド『スペクトラ・プロ』(リスタイル)




このカメラはポラロイド『スペクトラ・プロ』リスタイルモデル。オリジナルの『スペクトラ・プロ』は1990年に発売されたが、このモデルは1996年の発売と記憶する。

機能的にはオリジナルモデルと何ら変わらないが、デザインのみの変更。全体に丸みを帯び、本体底部と上部のラバーがなくなっている。コストダウンの目的もあろうが、汚れた手で撮影した場合、埃や泥を拭き取るには便利か。

ハンドストラップは固定式に変更。このハンドストラップはちょっと固いラバーが使われていて、見かけはカッコイイものの、手を通したときに窮屈で、実用上はあまり良くなかった。

ボディデザインは『スペクトラE』『スペクトラ』とともに共通の仕様だが、シャッターボタンがシルバークローム塗装されているのは最上級機としての奢り。


レンズは他のスペクトラと同じ焦点距離(125mmF10)ながら、5枚構成のレンズを使用しており、内3枚がコーテッドガラスレンズ、残りの2枚がプラスチックの「クインティックレンズ」と普通のレンズ。


背面の液晶表示のシステムコントロールパネルは『スペクトラ』シリーズで最も多機能ながら、オリジナルモデルから全く機能が変わっていない。つまり、進歩なし(笑)。


液晶内は
ストロボ
オートフォーカス
オーディオシグナル
露出調整
長時間露光(1秒から2分)
逆光補正
連続撮影(1秒から19.9分までの間隔での「バリアブル連続撮影」」/1枚目のみ12秒後、以後6秒間隔で撮影できる「セルフタイミング連続撮影」
多重露光(最大5回)
となっている。
液晶右の「MODE」ボタンとその下の「アップ」「ダウン」ボタンを操作して設定する。
液晶左の上がセルフタイマー。
その下の「A」マークは「All Reset」を意味し、液晶の設定をリセットするボタン。

補足すると、『スペクトラ・プロ』でオートフォーカスを解除するとマニュアルフォーカスになり、上記ボタンで60cmから無限遠まで撮影距離を設定することができる(距離の判断は目測)。『スペクトラ』の場合はレバー操作で無限遠に設定される(これは超音波オートフォーカスではガラス越しの遠景撮影でピンぼけとなるのを防止するため)。

正直なところ、オートフォーカス(解除時のマニュアルフォーカス)、長時間露光、連続撮影、多重露光はデジタル操作(ボタン操作の組み合わせ)でないと実現困難かと思うが、それ以外はレバー操作の方が簡単。特にストロボとオーディオシグナルは咄嗟に設定したいことが多いのでデジタル操作は使いづらい。

カメラの名称は『スペクトラ・プロ』だが、ハイアマチュア向けのカメラというところか。


なお、他の『スペクトラ』ではオプション扱いの「F112クローズアップレンズ」は『スペクトラ・プロ』に同梱されている。これを装着すると25.4cmの距離で1/2倍の撮影が可能。

さらにオプションの『クローズアップスタンド』を使用すると、『スペクトラ』同様、等倍での複写を手軽に撮影することが可能。

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ポラロイド『636CL』カメラ




ポラロイド『636CL』カメラは600シリーズカメラの中でも低価格機としてかなり普及したカメラ。
一つ前のモデルが『635CL』で、機能的には全く変わらないものの、デザインがまるっこくなっている。ただ、日本のメーカーは丸くするとしたらカドを削る方向でデザインする(当然、内部パーツを狭いスペースに収まるよう、よりシビアに設計しなければならない)が、ポラロイドの場合、今あるモデルに肉付けして丸っこくするから、少し大きく重くなる(笑)。まぁ、それで極端に大きく重くなったわけではないけれど。


名前に「CL」とあるのは「Close-up Lens(クローズアップレンズ)」の略だが、一般に想像するような30cmぐらいの接写をイメージすると大間違いで、近寄れるのは60cmまで。
そもそも本体は1.2m~∞の固定焦点。それより近いところを撮影するためのレンズをスライドさせて切り換える。もちろん撮影距離は目測で判断する(笑)。まぁ、ポラロイドなのでピントが合っているかどうかは撮ったらすぐにわかるのだが。
なお、近接撮影レンズを使っているときは、ファインダーの前に楕円形の窓が開いたプラスチックが覆うので、ファインダーを見て近接撮影レンズを使っていることが確認できる。
また、近接撮影レンズはストロボを閉じると自動的に元に戻る。

撮影者が操作できるのはほかにレンズ下の「明暗コントロール」があり、好みに応じて写真を明るくしたり暗くしたりできる。これはスペクトラシリーズと違って無段階に調整できる。




 

あと、被写体が明るくても暗くても、このカメラは基本的にストロボが常時発光するのだが、ストロボを光らせずに撮影する方法を知らない人が多いようだ。取説を読めば間違いなく書いてあるのだが、読まずにカメラをいじるだけだと気づかない人が多いようだ。
それは、シャッターボタンを押し込むところにあるもう少し大きな刀のさやのようなパーツ(「ストロボ解除シャッターボタン」)。これだけを押し込むことでストロボを発光させずにシャッターを切ることができる。

 

ストロボを閉じても厚みが10cmぐらいあるので、カバンなどに収納するのは難しいといった欠点はあるが、主な可動部がストロボ部分だけなので、意外と頑丈なようで、工事現場などではよく使われていたと聞く。まぁ実際は、カメラ自体は1万円弱(販売後期では6,000円ぐらい)なので、壊れれば新しいのを買えばいいぐらいの感覚で使うのだという。

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