2011.02.26-27「サッカー実践フォトセミナー」参加レポート
主催:bullet photos
協力:(有)Kaz Photography
協賛:(株)ニコンイメージングジャパン、マンフロット(株)
セミナー案内:bullet photos 主催「サッカー実践フォトセミナー」
昨年夏も『プロフェッショナルスポーツフォトセミナー』に参加し、お世話になったが、その縁で今回も参加させていただくことに。
ご参考(過去のエントリー):
2010.08.21『プロフェッショナルスポーツフォトセミナー』講師:水谷章人プロ
2010.08.21『プロフェッショナルスポーツフォトセミナー』講師:山田一仁プロ
2010.08.22『プロフェッショナルスポーツフォトセミナー』講師:原富治雄プロ
2010.08.22『プロフェッショナルスポーツフォトセミナー』講師:菅沼浩プロ
さて、今回の「サッカー実践フォトセミナー」、FC岐阜オフィシャルフォトグラファー・山田一仁氏のツテで、2月27日のFC岐阜vsジュビロ磐田のプレシーズンマッチをプロカメラマンと同じピッチ上から撮影させてもらえるというもの。実際は、前日のFC岐阜の練習も撮影させていただいた上、その写真を講評し、翌日の試合に活かすという2弾構えの内容。
協賛のニコン、マンフロットからは機材を無償レンタル。岐阜のホテルに全泊する参加者には、夜遅くに貸し出し機材の説明をしていただいた。
もちろん、単にピッチで撮影させてもらえるだけでなく、サッカーの撮り方のレクチャー、参加者&山田プロの撮った写真の講評など盛りだくさんの2日間+アルファ。
スケジュールはつぎのとおり。
2月25日(金) 前泊者4名を対象に夜22時:機材点検、使い方を受講者に説明
2月26日(土) 午前 北西部練習場で練習取材 練習撮影のテーマに沿って撮影
午後 長良川スポーツプラザで昼食(お弁当)を取り、練習撮影した写真の整理、セレクト
フォトセミナー 練習取材のテーマが撮影できているかチェック
各自の写真に批評(露出、フォーカス、フレーミングについて)
改善するには、どんな点に注意したらよいか。
サッカーを撮影する上でのポジショニング、及び
試合展開、時間の経過によるテーマの変化と
ポジショニングの関係
組み写真をどうやって構成するか
岐阜都ホテルで試合前記者会見の撮影
ホテルへ移動
各自夕食、軽い懇親会
2月27日(日) 午前 ホテルをチェックアウト、スタジアムへ移動
スタジアム内の部屋で試合前セミナー
今日の試合をどういうテーマで撮影するか再確認
午後 試合前イベント、及び選手アップ撮影
FC岐阜対ジュビロ磐田戦撮影
写真整理、各自のベストショット組み写真で提出
写真選評、ベストショットの表彰
現地解散
ワタシは開催通知のメールを受け取ってすぐに申し込んだが、最終的に参加者は7名。東京、石川、静岡、長野などから参加者が集まった。聞いてみると、本格的にスポーツフォトを撮影している方、ジュビロ磐田のファンの方、などいろいろ。サッカーの写真に熟達している方が多かったように思うが、ワタシはサッカー撮影は初めての経験(笑)。今回のセミナーの経験で今後のバレーやバドミントンの撮影に活かしたいという気持ちがあった。ちなみにサッカーの撮影が初めてという人はワタシ以外にもう1人。
2月25日。
夜10時にホテル1階の喫茶店で前泊者に対するレンタル機材の貸し出し及び使い方の説明。
ワタシはそもそも今後ニコン製品を使うつもりがないので(失礼!)、ニコン機材を一切レンタルしなかったが、参加者の仲にはキヤノンユーザーでもニコンのカメラ・機材を使用する人が多く、ビックリ。まぁ、D3や400mm F2.8、500mm F4、200-400mm F4などを借りられるのだから気持ちはわかるけれど、前日借りて翌日試合で使いこなせるとは絶対思えなかったので、ワタシは借りなかった。
マンフロットからは、ジッツオ、マンフロットの一脚がたくさん用意されていたけれどワタシの持っているマンフロット685Bが一番簡単に長さ調節ができるので、やはり自分のものを使用。むしろこの製品を持ってこなかったマンフロットさんは何を考えているんだか(笑)。まぁ、確かにこのモデルはヨンニッパを載せるには少し華奢だけれど。むしろ、もっと太いバージョンを出して欲しいぐらいだ。
その後は短い時間だが、サッカー撮影のアドバイス。終わったのが11時半過ぎ。主催者側はその後も機材の準備などで遅くまで起きていらっしゃったものと思われる。
2月26日。
主催者側の当初の予定では、26日は午前中にセミナーおよびレンタル機材に慣れ、午後のFC岐阜の練習を撮る、という予定だったのだが、実際にはFC岐阜の練習が午前中に変更されてしまったため、意図通りの流れにはならなかった。
試合形式の練習の撮影では、なかなか難しさを感じた。動きが不規則でしかも撮りたい選手の手前に別の選手が横切ったりする。まぁ、当たり前のことではあるが。また、400mmの超望遠レンズを使っても全身が写る程度の大きさにしかならず、選手の顔をアップで写すというのはナカナカ難しい。晴天だったので露出はISO400で1/1000秒、f9ぐらいで撮影でき、室内スポーツで光量不足に悩むようなことはなかったけれど。
練習風景撮影後のセミナーでは、参加者があらかじめ決めた撮影デーマを述べ、写真を山田氏(とbullet photo 渡辺正和プロ)が講評。パソコンにコピーした作品をプロジェクターで映写。東京から参加の方の作品は意図的に露出を切り詰めており、印象的だった。
山田プロのコメントでは露出に関するものが多かった。デジタル一眼世代の参加者にとって露出のプラスマイナス1段レベルの誤差は、修正の範囲内であまり気にしないのだが、フィルム世代から活躍している山田プロにとっては、プラスマイナス1/3段に対してもシビア。
山田プロのお弟子さん(?)の作例を引き合いに出し、スポット測光の失敗例なども紹介していただいたが、露出がらみの講義がちょっと長過ぎた感もあり(笑)。もっとそれ以外のサッカー撮影の実践ノウハウを語っていただきたかった気もする。
途中でFC岐阜の広報の方がセミナー室に来てわざわざ挨拶をしていただいた。こちらは試合の邪魔をしているようなものだが、他の場面でもかなりいろいろと気配りしていただいた。山田プロとの信頼関係がうかがえた。
そしてFC岐阜とジュビロ磐田の試合前記者会見が撮影可能という情報が入り、急遽、岐阜都ホテルの会見会場に移動し、撮影。両チームの監督とジュビロ磐田の川口能活選手、FC岐阜の押谷裕樹選手が出席。
夕食は各自でとり、午後9:30から軽い懇親会。
たぶん参加者のフトコロ事情を考えてのことだったのだろうけれど、夕食もコミで1人3,000~5,000円程度にした方が、もっと長時間会話が楽しめたのではないかと思った。
さて、2月27日。
天気予報は曇りのち雨から晴れのち曇りに変わり、用意した雨具やレンズ用レインカバー(といってもゴミ袋)は不要なものに(笑)。とはいえ、雨の中で撮影するよりは遥かにマシ。
朝8時30分にホテルを出発、5台のクルマで岐阜メモリアルセンター長良川競技場へ。この競技場はリニューアルしたてで観客席もピッチやトラックも非常に綺麗。
午前中は記者控室で山田プロの講義と機材準備。そして、ピッチを一周して撮影場所の確認。本格的な競技場のトラックを歩くのは、当然今回が初めて。
弁当を食べた後、午後の撮影の流れを各自チェック。山田プロいわく、事前に撮るべきものをメモをしておくことで、撮り漏らしをなくせるとのこと。
13:15頃、各チームゴールキーパーがウォームアップを始め、応援席も声援を送り、いよいよ試合が始まる雰囲気になってきた。その後、他の選手もピッチに出てきてウォームアップを開始。
CCN社長の挨拶の後、エスコートキッズと一緒に選手が改めて登場。当然ここも撮影。そして試合スタート。
テレビ観戦と違ってピッチからの撮影では試合の全体像はわかりづらい。ワタシは28-300mm、120-300mm+2xテレコン、400mm+2xテレコンの3本体制で撮影。
ワタシは観客席の応援風景、川口選手、押谷選手を中心に撮影。場所も3カ所変えて撮影。
前半の試合結果は大方の予想通り、0-3でジュビロ磐田が大量得点。
ハーフタイムのときに前半のデータをパソコンにコピー。トイレに行って帰ってきたら、すでに後半戦が始まっていて、しかも早々にFC岐阜が1点を得点。当然撮影できなかった(爆)。
後半は場所を2カ所変えて撮影。天気が薄曇りで陽が出たり隠れたり、また時間も2時から4時になると当然露出は変わる。普段ワタシは室内スポーツしか撮らないが、室内だと一度露出を決めれば後は一定なので楽だが、今回は山田プロの話を受け、マニュアル露出で撮影したので、かなり神経質になってしまった。単体露出計で測った値で撮影した画像が適正露出からはあまりにも離れていて、単体露出計も信じられず、結局撮影画像のヒストグラムを確認しながらの撮影となった。後から考えればカメラまかせのオートにしておいたほうが良かったかも(笑)。
後半戦は2-1とFC岐阜が善戦し、最終的な試合結果は2-4でジュビロ磐田が勝利。
さて、試合が終わると後半戦のデータを各自パソコンにコピーし、作品をセレクト。5~15枚程度で組写真とし、提出。これに時間がかかり、後の講評時間が短くなってしまった(提出が一番遅かったのが、何を隠そうこのワタシ。スミマセンでした)。
参加者の作品は、前日のものとは違い、レベルが高かった。こんな撮り方があるのか! とか、同じシーンを撮っていても全く違う作品になっていたりで面白かった。
その後は現地解散。石川県からの参加者のクルマで岐阜駅まで送っていただいた。
こんな感じで内容盛りだくさん、たくさんの刺激をもらった、得難い週末だった。特に講義はもちろん、セミナーの事務処理・運営までなさった山田プロには大感謝&脱帽。同時に3つの仕事をかかえていてかなり大変だったようで、連絡メールも夜中の3時過ぎに届くこともあった。本当にお疲れさまでした、と改めて申し上げたい。
なお、当日のレポートはコチラ。山田プロが撮影した写真も掲載。
FC岐阜のサイト:2/27(日)プレシーズンマッチvsジュビロ磐田戦、試合結果&レポート
テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真
パナソニック LUMIX DMC-TZ7 で家ネコを撮影(駄作32)
猫背に効くポーズ!!
でもやっぱり、猫背のほうが
楽だワ。だってネコだもの。
こんな感じでいかがでしょうか?
>kiki529さん。
撮影データ:
カメラ:パナソニック LUMIX DMC-TZ7
モード:通常撮影モード
焦点距離:182mm(35mm判換算)
露出:ISO100, 1/500秒, f5.6, ストロボ強制発光
モデル:シオン(♀)
テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真
新 MacBook Pro が「THUNDERBOLT」を搭載、について
2月25日、新しい MacBook Pro が大・中・小揃って発表・発売された。
アップルのサイト:新しい MacBook Pro
デザインは前モデルと変わらないユニボディながら、CPUやグラフィック
性能がかなり良くなっているようだ。が、何といっても注目したいのは、
新しいインターフェイス「THUNDERBOLT」!。なんやねん、これは???
アップルのサイト:誕生、Thunderbolt。
今、浸透しつつあるUSB3.0よりも2倍速いことになり、ビックリ!
ただ、このポートを採用することで、今後アップルは
USB3.0を一切採用しない気がするが、どうだろう。
多くのユーザーにとって、とりあえず今欲しいのはUSB3.0
対応機器(HDDとかカードリーダーなど)ではないか?
USB3.0が変換コネクタによりこのポートで繋がるのなら
いいけれど、そうでなければ、PCI Express カードスロットに
USB3.0カードを差し込んで使わなければならない。
それができるのは、現在、17インチモデルのみ。
というワケで、ワタシ的にはとりあえず「バツ」。
【ご参考】TechCrunch JAPANの記事:Thunderboltですべてが変わる
―Macbook Proにも採用されたIntelの高速I/Oを解剖
『TOKYO 美術館 最新2011-2012』
たまたま本屋で見つけた『TOKYO 美術館 最新2011-2012』。
美術館巡りが好きなワタシにとって、買わざるを得なかった一冊(笑)。
コンテンツはつぎのとおり。
美術館をもっと楽しむ5つの法則
常にチェックしたい東京アートシーンの中心へ(20館)
空間を楽しむ美術館のカフェ&レストラン
世界に誇りたい ニッポンの美を見直そう(29館)
一度は見ておきたい 名作に出会いに(23館)
地域別 東京の美術館案内(36館)
ミュージアムショップGOODS
TOKYO美術館MAP
TOKYO美術館インデックス&休館情報
「美術館をもっと楽しむ5つの法則」がナカナカ面白い。ここでのコンテンツは
● モデルの山川未央さんの美術館の楽しみ方を紹介。
● 女優・写真家・デザイナーなど著名人13名の「私の好きな美術館」紹介
● 美術評論家・勅使河原純さんにインタビュー
・美術館企画展のタイプを見極めよう!
・勅使河原さん流ギャラリー企画展の楽しみ方とは?
・2011年に注目のアートシーンは?
・美術館歩きマスターへの道
・知りたい! 美術館の新ムーブメント
となっている。
そのあとは美術館の紹介が続くのだが、美術館の写真がそれぞれイイ(そうでないのもあるけれど。笑)。行ったことのある美術館の写真では、「ここをこういう風に撮るか」というカンジ。ちなみに
「常にチェックしたい東京アートシーンの中心へ」では20館のうち13館に行ったことがある。
「世界に誇りたい ニッポンの美を見直そう」では29館のうち3館を訪問。かなり低率。
「一度は見ておきたい 名作に出会いに」では23館のうち9館を訪問。
「地域別 東京の美術館案内」では36館のうち3館を訪問。
大学時代から東京に住んでいながら行ったことがない美術館がかなりにのぼっているなぁと(108館のうち28館のみ)。東京在住中にもっと行っておくべきだった(笑)。
![]() | TOKYO美術館2011-2012 (エイムック 2126) (2011/02/18) 不明 商品詳細を見る |
テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術
tag : 美術館
『Badminton MAGAZINE』2011年03月号
![]() | Badminton MAGAZINE (バドミントン・マガジン) 2011年 03月号 [雑誌] (2011/02/22) 不明 商品詳細を見る |
『Badminton MAGAZINE』2011年03月号。
今月は大きな大会レポートもなく、こんなときこそ編集部の企画力が問われる(笑)が、さて、どうだろう?
「特集1 王者はこうしてつくられる 田児賢一」。
田児賢一選手の1日の練習内容を密着レポート。
インタビューもあり、トレーニングに対する考え方が独特で興味深かった。また、15点制世代とラリーポイント世代を分けて見ているところも面白かった。
「特集2 サービスまわりの立ち位置を総点検」。
田児賢一の1日はワタシには直接関係ないけれど、この特集はためになる(たぶん。笑)。
シングルス、ダブルスそれぞれで一流選手の立ち位置を分析。
レシーバーのパートナーのカバーエリア(第4打)も解説していて、コートの3/4もカバーしないといけないのですなぁ。こりゃ大変!
かなり細かく解説されていて、◎企画!
「技術スペシャル 今日から使える基礎打ち講座」。
カラー8ページを使っているけれど、大抵の入門書に解説してある内容以上のことはほとんど書かれておらず、残念。
「特別企画 選抜への道・第2弾 強豪校をつくる “朝練” に迫る! 関東第一高校&埼玉栄高校」。
ワタシ的にこれは完全に読み物。強豪校といわれる学校は大変な練習をしているのですなぁ。
後半では強豪校18チームへの朝練に関するアンケート、選手の朝練エピソードも掲載。ちなみに語っている選手は、平山優、佐伯浩一、松川直弘、岡ひとみの4人で、学生時代の写真付き。岡ひとみ選手の学生時代の写真は髪型が全く違っていて同一人物とは思えない(笑)。
まぁ、中高生は参考にしてクダサイ。
「記録&分析をどう生かす? 新年度からのノート活用術」。
青森山田高と東大阪大柏原高が実際に行なっているバド部員の日誌を紹介。練習もやりっぱなしではいけないのですなぁ。しっかり反省しないと。また、年間目標・月間目標あるいは次の試合まで何日とかの目標もしっかり書くようにしている。
また、佐々木翔選手のノート活用術についても紹介。
というわけで、「記録して強くなろう! バドミントン練習帳」が別冊付録。
「世界バドミントン紀行 ブルネイ・ダルサラーム」。
外交官としてブルネイに赴任した大河内博氏のラケット外交を紹介。この方の尽力で昨年1月の『イケシオ杯』が実現したのですなぁ。『イケシオ杯』当日のレポートも書かれており、楽しく読んだ。
「それぞれの航海15 松友美佐紀」。
小学生時代から全国タイトルを獲得し続け、高2のときにはインターハイ3冠を獲得するなど、松友サンは結構スゴイ人だったのですなぁ。ワタシは知りませんでした。
松友ファン必見(笑)のインタビュー記事。
『Badminton MAGAZINE』3月号はこんなところで。
tag : バドミントン