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YONEX OPEN JAPAN 2011 撮影後記



9月21日から25日までの5日間、プレス(MEDIA)として YONEX OPEN JAPAN 2011 を撮影することができた。


9月21日

撮影機材:
● キヤノン EOS-1D Mark IV
● キヤノン EOS-1Ds Mark III
● キヤノン EF16-35mm F2.8L USM
● キヤノン EF24-70mm F2.8L USM
● シグマ APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM
● シグマ APO Tele Converter 1.4x EX DG
● シグマ APO Tele Converter 2x EX DG

2階通路、コートサイドを半々で撮影。
横位置限定で指定されているのと、ダブルスでは2人が写っていなければならないので、いつもと勝手が違い、少し撮りづらい部分もあった。もちろん、コートサイドでの撮影もまだ慣れていない。
コートサイドの定番レンズは24-70mmということになると思うが、これでネットになるべく近い場所から選手を撮るのが基本になるだろう。ただ、重要なのはその場所を確保すること! 注目カードはカメラマンたちが殺到するので、思ったポジションで撮影できなくなる。ネットから離れれば離れるほど選手の顔を正面から撮れなくなり、結果を大きく左右する。
ロングサービスラインあたりになると、選手の横顔か背中を撮ることになってしまう。むしろ、違う視点での撮影が必要。


9月22日・23日

撮影機材:
● キヤノン EOS-1D Mark IV
● キヤノン EOS-1Ds Mark III
● キヤノン EF16-35mm F2.8L USM
● キヤノン EF24-70mm F2.8L USM
● キヤノン EF70-200mm F2.8L USM
● キヤノン EF400mm F2.8L IS USM
● キヤノン エクステンダー 1.4x II
● キヤノン エクステンダー2x II

主に2階通路で撮影。観客席からの撮影は慣れているので撮りやすい。 EOS-1Ds Mark III に EF400mm F2.8L IS USM を装着するとファインダーが抜群に見やすいのを改めて感じた。ただし、手持ち撮影はキツイうえ、通路の仕切りになっているコンクリートの上に肘をついてレンズを支えると肘が痛くなる(笑)。微妙な角度調整はやりやすいけれど、結構シンドイ。
23日以降、3階席に行くことが可能になったが、南側はYOJの大きな看板がぶら下がっており、通路に立って撮ろうとすると、選手のジャンピングスマッシュは看板に隠れて撮れない(笑)。
70-200mmはアリーナで選手をアップ目に撮影するのに便利。シグマの120-300mmよりも広角側がワイドなので使いやすい。


9月24日・25日

撮影機材:
● キヤノン EOS-1D Mark IV
● キヤノン EOS-1Ds Mark III
● キヤノン EF16-35mm F2.8L USM
● キヤノン EF24-70mm F2.8L USM
● シグマ APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM
● シグマ APO Tele Converter 1.4x EX DG
● シグマ APO Tele Converter 2x EX DG

日本人選手がほぼいなくなったため、すべての選手を撮影することになり、撮影スタイルを少し変えた。
ゲームの最初は2階席北側から撮り、11点後に2階席南側に移動して反対側の選手を撮影。2分間のインターバルの間にアリーナに降り、2ゲーム目の前半と後半でまた撮影対象を切り替えるという寸法。ただ、第2ゲームからアリーナに降りてもネット下の一番いいポジションはすでに抑えられているため、別のポジションで撮影することに。

機材はまた最初のパターンに戻した。EF400mm F2.8L IS USM は重すぎる(笑)。求められているのが横位置600x400ピクセルの画像なので、焦点距離が短くても、120-300mm F2.8 を使用して、後でトリミングすればいいやと(笑)。また、撮影中、選手の移動に応じてズーミングしながらフレーミングできるのも便利。
撮影機材は上のものを会場に持ち込んだが、実際に現場で使ったのはカメラ2台にレンズ2本。

2階席では EOS-1D Mark IV + APO 120-300mm F2.8 EX DG OS HSM。テレコンを装着するとダブルスで2人を画面に収めづらくなるのでほとんど使用せず。
アリーナでは EOS-1Ds Mark III(または EOS-1D Mark IV) + EF16-35mm F2.8L USM を多用。超広角の広がりを出したかった。
選手のアップを狙うのには EOS-1Ds Mark III + 120-300mm。ただ、サービスのときは止まっているのでピントが合うが、ゲーム中はAFがなかなか追従しない。

25日は試合後に表彰式があったが選手のアップは 120-300mm でいいとして、1位・2位の全体を撮るのに 16-35mm では広すぎるので、途中から 24-70mm を使用した。
ワタシも含めてほとんどのカメラマンがストロボなしで撮影していたが、赤いじゅうたんのために選手の顔が赤かぶりしてしまい、ソフトでは補正し切れない。ストロボを使用するか、赤かぶりをソフト補正しないでそのまま使うかのほうがよさそうだ。


ちなみに撮影枚数とデータ量は・・・
21日:3,750枚/118.74GB
22日:2,841枚/99.83GB
23日:2,508枚/75.81GB
24日:1,730枚/57.76GB
25日:3,554枚/109.98GB

合計:14,383枚/462.12GB

撮影は JPEG+RAW で撮影しているため、JPEG のみで撮影するより4倍ほどになっているが、それにしても5日間で500GB近くになってしまうとは!
先日、全日本社会人バドミントン選手権大会の時に購入した1TBのポータブルHDDはすでに3/4まできてしまった(笑)。1年とは言わないけれど半年分は間に合うと思っていたのに、ちょっと想定以上だ。

また、データ処理については撮影中も大変だった。持っていったCFカードは16GBが6枚に4GBが4枚。カードが一杯になったらヒマを見てプレスルームに戻り、データをHDDにコピーし、CFカードのデータを消去しなければ間に合わなかった。
さらに、試合終了後はデータコピー時間ももったいないので、RAWファイルのコピーは後回しにし、JPEGデータのみコピーしてセレクト作業。それが終わってからRAWデータをコピーという手順。正直なところ、RAWデータを使っていないので、RAWは不要な気もする。もちろん、セレクトした写真を大伸ばしするのなら、16bitデータを処理した方がいいのだろうが。WEBに小さな画像を掲載して終わりにするなら、全く不要。



こんなところが今回の撮影。プレスとして最前列で撮影でき、トッププレイヤーの試合を間近で見ることができ、最高の経験だったけれど、とにかく疲れマシタ。

なお、撮影画像はこのブログでは直接お見せできないので、別サイトをご紹介する(全部の写真ではなく、主に望遠系のみ)。
SMASH and NET.TV
【YOJ】1回戦 日本の看板選手が次々破れる
【YOJ】2回戦 田児、佐藤/松尾ペアらが準々決勝へ
【YOJ】3回戦 藤井/垣岩が準決勝へ
【YOJ】準決勝 藤井/垣岩がマッチポイントから逆転負け
【YOJ】決勝 世界NO1リー・チョンウェイを破りチェン・ロン優勝
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