『フォトテクニック デジタル』2014年01月号
フォトテクニックデジタル 2014年 01月号 [雑誌] (2013/12/19) 不明 商品詳細を見る |
『フォトテクニック デジタル』2014年01月号。
特別付録『青山裕企カレンダー写真集』。
青山氏の妹さんがモデルのカレンダーなのだけれど、タレントでもないフツーの高校生(失礼!)は、関係ないワタシにとっては・・・。同誌は毎号タレントのグラビアを掲載しているのだから、タレントポートレートで構成してくれた方がヨカッタ。
なお、カレンダー(日付)部分では同誌の毎月の発売日に色づけされているのが笑える。
表紙&巻頭グラビアは足立梨花さん(by根本好伸)。
夜景ポートレートでカメラはキヤノン1DX、5D3、ライカM9。キヤノンは ISO1000、ライカは ISO320で撮影されていて、氏の高感度限界はそのあたりなのかな、と。
特集「自然なポーズ&しぐさを引き出すための手練手管」。
Chapter 1 青山裕企流・ポーズとしぐさの撮り方
Interview 藤里一郎 自然なしぐさの引き出し方
Chapter 2 魚住誠一 ポーズをとらせる魔法の掛け方
Chapter 3 グラビアアイドルが選ぶポーズ&しぐさのマイフェイバリット
Chapter 1 はいわゆるポーズ優先の撮り方。
藤里一郎氏の Interview はモデルの自然な動作のなかから瞬間を切り取るという手法。ワタシ的には参考にしたいトコロ。
Chapter 2 はウオズミ氏のモデル撮影の一連の流れとその出来を検証?する企画でなかなか面白い。Chapter 3 はモデル4名が自分が撮られた写真のなかからお気に入りのものを選び、そのときのシチュエーションや気に入っているポイント、そのときのカメラマンの指示やエピソードを紹介している。モデル目線であるところが要注目。
「19年目、僕らの1.17」。
阪神淡路大震災を回顧する内容で、同誌としてはちょっと異質。19年前、当時大学生だった北條俊正カメラマンと当時5歳だったモデルの井上さあやサンが神戸の復興を確認するという内容。
ワタシは幸いにして阪神淡路大震災も東日本大震災も直接被害がなかったけれど、神戸は一応、復興したということでなにより。東日本大震災からの復興は福島原発の問題もあり、道半ばというか、全然進んでいない上に、2020年の東京オリンピックに国の力点が移りそうなのが心配。はたして19年後の東日本はどのように復興しているのか?
「魚住誠一 x 石井寛子 ポートレート対決」。
最終回となった今回、モデルは柴田杏花さん。
石井寛子さんの写真はだんだん上手くなるとともに男性目線というか、ありきたりのポートレートになってきて面白みがなくなったというのがワタシの印象ではある。けれど、101ページの写真では座ったポーズで靴底が正面を向いていて、その靴底パターンがちょっと面白い。きっと石井サンはそこを活かしたかったのかな、と。
特集「写真のコントラスト表現に目覚めるための4つの方法」。
4つの方法とは、「知る」「見る」「撮る」「訊く」。
中身は参考になるとは思うけれど、企画の組み立てがちょっと強引な気がする。
『フォトテクニック デジタル』1月号はこんなところで。
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