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iPhoneをカラーメーターに!「LUMU PRO」



雑誌CAPA2018年11月号の小ネタで一番の注目は、フォトキナ2018レポートのなかの Lumulabs の記事。
iPhoneに光球を接続してフラッシュメーターやカラーメーターとして活用できるというもの。










3タイプあり、
LUMU LITE2:定常光、フラッシュ光など/$249
LUMU POWER2:照度、色温度、定常光、フラッシュ光など/$399
LUMU PRO:フラッシュ光の色温度、照度、色温度、定常光、フラッシュ光など/$449
となっている。
よしみカメラが代理店契約を結び、近日中に国内でも販売開始されるという。

Lumulabs のサイト:Lumu Power 2 - Lumulabs

フィルムカメラ時代はプロ(特にスタジオ撮影)にとってフラッシュメーターやカラーメーターは必須のアイテムだったと思われるが、デジタルカメラ時代になってどの程度の必要度なのだろうか。色ズレ、露出の過不足などはPCソフト上である程度は調整できるので、補正前提であればメーター類はあまり重要ではない。そもそもカメラの液晶モニターですぐに結果が見られるので。

とはいえ、一発で露出を決めたいという気持ちはある。そうすれば、後処理なしでスピーディ。

ただ、需要がそもそも少ない露出計、特にカラーメーターは安い製品がない。以前はミノルタカラーメーターIIIとかIVが主流だったが、現在はセコニック スペクトロマスターC−700が実売15万円あたり。おいそれとは手が出ない。

そんななか、Lumulabs の製品(特にLUMU PRO)はユーザーの選択肢を広げる意味で福音だと思う。15万円の製品しかない市場に1/3の価格の製品がリリースされたわけだ(もちろん iPhoneユーザーであることが前提だが)。

正直なところ、LUMU LITE2 は機能がかなり限られるのに価格がそれなりに高いので、セコニック フラッシュメイト L-308X(実売2万5,000円あたり)を買う方がいいような気がする。

LUMU POWER2とLUMU PROについては、用途に合えば結構割安な気がする。国内販売を待ちたい。



ちなみにワタシが所有しているメーター類は・・・
まじめに露出を測っていました。STUDIO DX L-398(2009-04-10)
低価格フラッシュメーター セコニック『デジライトF Model L-328』(2011-02-05)


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テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真


『若冲』(澤田瞳子/文春文庫)





『若冲』(澤田瞳子/文春文庫/700円+税)

伊藤若冲好きのワタシとしては本屋で見つけた以上、買って読まざるを得なかった(笑)。

若冲については、江戸時代の京都錦市場の青物問屋の主人ながらさっさと隠居して絵を描いていたぐらいの知識。
本書末尾の解説によれば、正徳6年(1716年)生まれ、23歳で家督を継ぎ、40歳で弟に家督を譲って隠居、85歳で亡くなるまで絵を描き続けたとある。

生涯妻を娶らなかったとされるが、著者はお三輪という女性と若冲が結婚したと設定。若冲が絵に熱中したまま家業をおろそかにして周りから責められたお三輪が首吊り自殺。この事件で若冲は供養の意味を込めて絵を描くようになる。
一方でお三輪の弟(弁蔵)は若冲を恨み、若冲の偽絵を描き続ける。若冲もそれに対抗して絵の道を極めようとする。

悔恨と怨恨の連鎖がメインのストーリーとなるので、結構陰鬱な感じ。それが若冲の数々の名作の土台になっているというのが面白い。
また、晩年の「桝目描き」という手法は孫(といっても実は弁蔵の子)に絵を手伝わせるために編み出した手法という設定も面白い。

ストーリーのどの程度が史実に忠実なのかどうかわからないが、本書を読んで若冲の絵に対する見方が変わらざるを得ない。良いとか悪いとかではなく、なぜその絵が描かれたのかを深く考えさせられるだろう。



『全196カ国 おうちで作れる世界のレシピ』(本山尚義/ライツ社)





『全196カ国 おうちで作れる世界のレシピ』(本山尚義/ライツ社/1,600円+税)


『もうレシピ本はいらない』(稲垣えみ子/マガジンハウス)とともに購入した一冊(笑)。
タイトル通り、196カ国の料理を1品ずつ作り方を紹介している。
全ページカラーで綺麗な写真でまとめられているので、見ているだけで楽しい。
また、それぞれの国の国旗も紹介されており、国名とともに新しい発見がある。

本書は地域別にページ立てされているが、巻末にはいろんな索引があり便利。

・「どんなものを食べたいか」から探す 献立別さくいん(ごはんもの/麺、メインのおかず、副菜、など)
・「どんな時に食べたいか」から探す シーン別さくいん(おうちの定番に、子どもと作りたい、パーティーで出したい、など)
・「シェフのおすすめさくいん」(ビール好きがよろこぶおつまみ、15分以内で作れる終電ごはん、テキトーにつくっても美味しい簡単料理、カロリー抑えめヘルシーごはん、など)
・「地図」から探す では国ごとに通し番号が振られており、番号に国名と紹介されている料理のページが表記されている。一方、通し番号は料理ページにも「097/196」などと振られているので、料理ページから国の場所を確認することも可能。非常によく考えられている。

国によって料理にチョコレートを使っていたり、ココナッツミルクを使っていたり、オレンジジュースを加えたりと、普段自分が使わないような組み合わせの料理が紹介されていて興味深い。

ちょっと特殊な材料を使う料理については、日本で手に入りやすい食材で代用しているので、食材探しに苦労することがない配慮がされている。

面白かったのはパプアニューギニアの「サクサク」(さごやしでんぷんのくず餅風)という料理。紹介しておきながら著者本人が「味がなく、糊を食べているよう」と評していること(笑)。

また、196カ国の中には日本も入っているが、紹介されているのは「お好み焼き」。関西が地元の著者が子供の頃、お母さんがよく作ってくれたとのこと。

なお、本書に紹介されている多くは各国のお母さんが普段よく作っているような料理を掲載しているとのこと。


ところで、著者の本山尚義氏はもともとフランス料理のシェフだったが、インド旅行で世界の料理に興味を持ち、30カ国も回って料理修行したとのこと。
そんな著者は世界各地を巡って貧困や飢餓などを目の当たりにすることもあり、紛争が絶えない地があることに心痛めてきた。しかし、各地の料理を五感を使って食べることはその国のことを考えることにもなり、料理を紹介することによってお互いを助け合える世の中にしていきたいとの意識を持ったとのこと。
それを実現する手段の1つが本書であり、クラウドファンディングで300万円を目標としたところ、425人の支援者から380万円近くの支援を得たという。

また著者は「世界のごちそう博物館」というサイトを運営しており、ここでは世界各国の料理のレトルトパックを通販。売り上げの一部をアフリカの子供たちの給食費や日本に逃れてきた難民の方の支援に使用しているとのこと。

世界のごちそう博物館:世界のごちそう博物館 | 世界料理のレトルト製造・販売


世界各地の料理を自身が修行して、本として紹介するのもすごいが、著者のグローバルな視点と根底にある優しさ、そして行動力には感嘆するしかない。









『もうレシピ本はいらない』(稲垣えみ子/マガジンハウス)





『もうレシピ本はいらない』(稲垣えみ子/マガジンハウス/1,200円+税)


本屋で目立つところに置かれていたので手に取ってみた。
「作りおき不要、準備は10分、一食200円」というフレーズが本書のオビに書かれている。
世にレシピ本が溢れる中、あえて逆行するような食生活を送る著者にちょっと興味を持ち、買ってみた。

著者は以前は普通に色んな美味しい料理を食べるのが好きだったようだが、
いつしかそれに疲れたようで、会社を辞めたあとの一人暮らしでは冷蔵庫を持たない生活をしているという。
ごはんは玄米を鍋で炊き、お櫃(おひつ)に入れて2〜3日かけて食べる。
炊きたてはもちろん熱々を食べられるが、そうでないときも味噌汁で温かい食卓に。
そしてぬか漬けがあれば十分な食卓となり、毎日それらで充実した食事をしているという。

また、著者は現代のSNS映えばかり意識した料理、世界各国の豪華で美味な料理(ハレの料理)を作るのに疲れているのではないかとしている(少なくとも著者自身がそう)。

著者が主張するのは自分で料理を作ることが自由を得ること(自立すること)。
ちょっと論理が飛躍しているように感じたが、プロローグでは、
「会社員だろうが学生だろうが主婦だろうが子供だろうが、いざとなれば自分一匹、十分食っていける、自分で自分を幸せにすることができる。この過酷な世の中を朗らかに生きていくなんてとても出来やしないと誰もが思っているけれど、全然そうじゃないのかもしれない。離婚されようが、親に育児放棄されようが、会社に捨てられようが、自分で自分を食わせていくことができる。誰かに自分の人生を台無しにさせる必要なんて全然ない。

そう、人生は怖くないのです。」
としている。この部分が著者のいう自由を得るという意味なのだろう。

自由を得るポイントは1日200円程度の食費でまとめられるなら、なんとか生活できるだろうということだと理解する。ただ、成人一人暮らしの著者には当てはまるだろうが、家族数人を養う義務のあるお父さん(あるいはお母さん)やら、まだ就業できない子供らにとっては当てはまらないのではないか。

そもそも、生活には食費以外のいろいろな出費がある。食事だけを抜き出して安い費用で生活できることをもって自立と言えるのか。
例えば、人里離れた場所で食料を全て自給自足して、家も衣服も水も火も自分で作っているのなら納得するけれど、
所詮は生活の中の一部(料理)だけ昔ながらの素朴で質素な食材・作り方で自分にとって快適なスタイルを紹介しているに過ぎないのではないかと思わざるを得ない(別に著者の生活スタイルを否定するつもりはないけれど)。

また、本書を読んで、部分部分で矛盾する記述がいくつも見られる。

「ごはんと味噌汁とぬか漬けさえあればいいので献立に悩まなくて済む」としながら、読み進めると、魚や肉も食べているようだ。まぁ、たんぱく質不足にならなくて結構なことだけれど。

さらに「塩、醤油、味噌」さえあれば、と言いながら、一方でオリーブオイルやらポン酢なども常備しているようで。

さらに読み進めると、カラーページで色々な料理のバリエーションが。これでは立派なレシピ本ではないか!(爆)。
「もうレシピ本はいらない」という名のレシピ本になっている(笑)。これが一番の矛盾!
砂糖大さじ●杯とかの細かい分量が書いていないだけで。
そして、料理にバリエーションがあるということは、どのような料理を作ろうかということに悩まなければならないではないか! これまた矛盾(笑)。

ついでに、著者の食事の本質は安さと美味しさであって、栄養素(特にたんぱく質)を摂ることに関する意識があまりないように感じられる。

一応、評価ポイントとしては、
・質素な料理であっても十分満足できる食事ができるという提案
・調味料は細かい分量を覚えなくても味見しながらまとめればよいという提案
・冷蔵庫がなくても料理は作れるという提案
・炊飯器がなくてもご飯は鍋で作れるという提案
といったところだろうか。




プロフィール

竹千代55

Author:竹千代55
カメラ・レンズやPC関係、生活雑貨など、ワタシが手に入れたいろんなGoodsまたは気になるGoodsを紹介するページです。ヘタクソな作例写真などもアリ.

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