デジタル一眼レフ すぐに上達するフォトレタッチ100(玄光社MOOK)

デジタル一眼レフ すぐに上達するフォトレタッチ100 (玄光社MOOK)デジタル一眼レフ すぐに上達するフォトレタッチ100 (玄光社MOOK)
(2011/07/06)
岡嶋 和幸

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本屋で見つけて、立ち読みのつもりが購入してしまった(笑)。
著者はフォトグラファー・岡嶋和幸氏。

アドビ・フォトショップCSを使用してのフォトレタッチを中心としたテクニック100項目を紹介。とはいえ、フォトショップの公式ガイドブック的な解説本ではなく、著者の個性があちこちに出ている一冊。

ワタシ自身、フォトショップは2.0から使用しているので、いまさらこのような本は読まなくても・・・と思ったのだが、結構自分が使っていない(というか、知らない)機能が紹介されていたのが購入した理由。

コンテンツは次のとおり。

● まえがき
● ギャラリー
● Chapter 1 準備編 快適なフォトレタッチ環境を整えよう
● Chapter 2 RAW現像編 高品質の画像データを作り出そう
● Chapter 3 フォトレタッチ編 写真の表現力と完成度を高めよう
● Chapter 4 プリント編 魅力的なプリント作品に仕上げよう
● 著者プロフィール

著者の個性が色濃く出ているのが Chapter 1
スポーツカメラマンはJPEGで撮った写真そのものが完成品と考える人が多いが、この著者はRAWで撮影してPC上でじっくり調整して完成させる主義のようだ(「001 RAWで撮ってあとでじっくり仕上げる」)。
撮影したデータのバックアップについてもページを割いているのが面白い(「002 二重三重のバックアップは当たり前」)。まぁ、実際のところ、ワタシもハードディスクのトラブルで膨大なデータを一瞬にして消してしまったことがあるので、有用な内容ではある。

一方、納得できない部分もある。著者は「005 16ビットTIFFでフォトレタッチする」と、16ビットTIFFでの処理を推奨しているが、ディテールの損失を最小限に抑えるなら、ワタシは16ビットでのPhotoshop(psd)形式での処理・保存が良いと思う。というのも、psd形式なら調整レイヤーを増やしてもほとんどファイルサイズに影響を与えないが、TIFF形式の場合は調整レイヤーを増やせば増やすほど、ファイルサイズが大きくなってしまうからだ。
たとえば、18.4MBのRAWファイルを16ビットpsdで保存した場合、調整レイヤーなしで90.4MB、調整レイヤー2つで160.4MB、4つで160.5MB。一方、16ビットTIFFの場合、調整レイヤーなしは90.4MB、調整レイヤー2つで241MB、4つで361.4MBとなった。
以前はページレイアウトソフト(クオークエクスプレスなど)で写真を扱うにはTIFFが標準だったけれど、今はpsdファイルを直接読めるので、敢えてTIFFを使う理由がわからない。
ついでに言うなら、RAW画像上で処理がすべて可能ならRAWのまま保存するのが一番データは小さくなる。

もうひとつ、「006 パソコン環境は最新が最良」という項目についても、どうだろう。著者は最新の最上位モデルは長く使えるとしているが、最上位モデルは最先端技術のパーツを使用しているためコストパフォーマンス的には割高になりやすい。むしろ、値頃感のある中級機種を買い換えていくという選択の方が、お得感があるのでは? 一世代前の最上位モデルよりも現行世代の中級機種の方がパフォーマンスが高くて価格も安いというのはよくあること。最上位モデルを買い換えていくのと中級機種を買い換えていくのとでは、コスト差はかなりのものになると思うがどうか?
もっとも、最新・最上位モデルを使用するというのは、気分がいいですからなぁ(爆)。そこのところは否定致しマセン(笑)。

細かいところだけれど、「086 シャープネスは被写界深度だけでいい」という項目の「被写界深度」の用語の使い方に違和感を覚える。著者が言いたいのは「ピントの合っている範囲」のことなのだろうけれど、この使い方は正しいのか???

批判ばかりでは申し訳ないので、いいところも(笑)。
ワタシ的に知らなかった内容としては、
029 はっきり見せたいときは [明瞭度]
041 ターゲット調整ツールで部分的に調整
042 画像をドラッグしてトーンカーブを調整
043 ターゲット調整ツールでモノクロにする


特に [明瞭度] は今まで全く使っていなかったけれど、プラス側にスライドすればシャープに、マイナス側にスライドすればソフトフォーカスになって、なかなか面白い。


そんなワケで、フォトショップの初中級者にオススメの一冊。中上級の方でも意外と知らない・使ったことがない機能があると思われるので、まずは立ち読みでもいいので、チェックしてみてはいかがだろう。

強いて言えば、現在のフォトショップが元画像を直接修整しない非破壊作業でできることが多くなっているので、そうでない処理は(非破壊処理が可能であれば)削除した方がすっきりしたのではないか。
また、著者はいくつかの項目でマスクや選択範囲を使っての処理を示しているけれど、フォトレタッチに関してはこの部分がかなり重要なので、もっと詳しく解説しても良かったように思う。



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