漫画『サスケ(1~15巻)』(白土三平著/講談社コミックス/昭和51年)
ワタシが小学生のとき、TVアニメ『忍風 カムイ外伝』にシビレ、そのつながりで購入した漫画『サスケ(1~15巻)』。
15巻まるごと購入したのだが、昼から読み始めて夕方まで一気に全部読んでしまった(笑)。
TVアニメ『サスケ』も少年時代に観ていたが、そのときは『忍風 カムイ外伝』ほどののめり込みはなかったけど(笑)。
この動画では主題歌が3番まで歌われているが、実際のTVアニメでは2番までだったように記憶している。1番「微塵がくれ」2番「影分身」のフレーズは記憶しているが、3番「オボロ影」の記憶はまったくない。「オボロ影」はコミックのほうでも出てくるが、敵の忍術であって、サスケ自身は使っていない。
ついでに、アニメではコミックでサスケが身につけていない赤くて長いスカーフを巻いているが、ビジュアルを重視して追加したんですかね(笑)。
さて、今回改めてまた一気読みしてしまったが、少年マンガとしては最高に面白い!
いろいろな登場人物が繰り出す忍術、戦いのスピード感は読者の少年にはたまらないだろう。
主人公のサスケが子供であることも、読者が感情移入しやすいポイントだろう。
内容はサスケの敵がいかにも悪者というキャラクターになっていて、サスケ=善者、敵=悪者というシンプルな構図なので分かりやすい。
ただ、忍術で遊んでいてイトコを一人死なせてしまったり、敵との戦いで母を亡くしたりと、単純な勧善懲悪物語でないところが白土三平氏のテイスト。
そして、ラストが少年マンガとは思えない終わり方なのも白土氏らしい。
スポンサーサイト