漫画『シャッター(1~16巻)』(作:矢島正雄・画:はやせ淳/双葉社アクションコミックス/1985~90年)


白土三平作品シリーズはまだまだ続くのだけれど、漫画『シャッター(1~16巻)』(作:矢島正雄・画:はやせ淳/双葉社アクションコミックス/1985~90年)。

大人向け漫画。16巻まで出たようだが、ワタシが大学1年の頃に購入したのは4巻まで。
本ブログのネタ不足を埋めるために物置から引っ張り出してきて、改めて読み直してみて面白かったので、ネットで残りの12冊を買いまくってしまった(笑)。



内容は写真週刊誌編集部のカメラマンたちがスクープをものにしようと奮闘する中の人間ドラマを描く一話読み切りの短編集。

のぞき部屋、風営法施行後の新宿歌舞伎町、三浦和義事件、ニューハーフ、新人類、テレクラ、プロポーズ代行業、なだしお事件、伝言ダイヤル、天安門事件、オタク族といった当時話題のトピックもたくさん取り上げている。

また、村上とおる、ビートたけし、和田アキ子、宮崎みどり、落合恵子、田中角栄、浜田幸一、竹下登・・・と思わせる登場人物が出てきて、当時、双葉社に圧力がかからなかったのか心配(笑)。

全体を通して、政府・大物政治家をはじめ、新聞社、大手出版社といったマスコミ、大物プロデューサーといった権力を持っているものに対しての強い対抗意識が出ている。

一方で、普通の日本人たちについても厳しい目を向けている。
子供に高級服を着せ、あわよくばタレントにしたがる母親たち、子供を一流幼稚園に入れるためになりふりかまわぬ親たち、海外で評価されたミュージカルやバレエなどしか評価しない日本の観客・・・。

写真週刊誌編集部のことなので、当然、エロいシーンはたくさん出てくるのだが、最後には爽やかな気持ちで終わるまとめ方で、人間ドラマを感じさせ、なかなかウマイ。



ちなみに主役と言えるカメラマン八木の愛用カメラはモードラ付きのニコンF3ハイアイポイント。別のフリーカメラマンが持つキヤノン New F-1が登場したり、スパイカメラとして、ACMEL-Mとかミノックス、ライターカメラ、ベルトのバックルカメラなども出てきたりする。

AFもないフィルムカメラの時代なので、ビルの屋上から超望遠でスクープを撮り、フィルムをビルの下に落とし、下にいる別のスタッフが受け取り、バイクで印刷に間に合うようすっ飛ばすというシーンが出てきたりして、デジタル画像を簡単に飛ばせる現代との違いを感じるけれど、いま改めて読んでも全然古さを感じない内容の漫画。



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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック


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