EOS5D Mark II プレミアム発表会

DATE: 11/10/2008 03:59:12(他ブログからの引っ越しです)

2005年9月4日のこのブログで「キヤノンEOS 5D発表会」「キヤノンEOS 5D発表会2」を書いているが、それから約3年たち、「EOS5D Mark II プレミアム発表会」とあいなった。
(この発表会の公式サイトはこちら。)

会場は当時と同じキヤノンSタワー3FホールS。ただし、こちらはメイン会場で、受付の奥に EOS5D Mark II のでっかいパネルがどーんと目に入ってくる。


そしてその右側にはついたてがいくつも立ち並び、 EOS5D Mark II の特長が1つずつ紹介されている。なかなか贅沢なディスプレイ。ただ、特長がちょこちょこっと書かれているだけなので、ここで立ち止まって機能解説を読むというよりは、エントランスのお飾りという感じ。 EOS5D Mark II の機能を紹介するなら、写真や図を用いてもっと詳細に説明してもよかったのではないか、とも思えなくはないが、これはこれで成功だと思う。ここに来る連中は、その辺りはすでにカメラ雑誌やウェブサイトなどで情報を入手済みであろう。


その奥には写真家3名によるばかでかい写真パネルが続く。もちろん、 EOS5D Mark II で撮影されたもの。35mmサイズの割には大きく伸ばしても精細ではあるが、画質の問題かプリンタの問題かわからないがちょっと色がべったりしていて微妙なニュアンスが再現されていないような気がした。ただ、適正な距離(ある程度離れて)見れば綺麗なのかも。

その先には実写コーナー。ここでは和装のモデル2人を EOS5D Mark II で撮影し、続くプリントコーナーで自分で撮影したデータをプリントするという趣向。レンズは24-105mmF4L。
係員の人に首から下げるタグとCFカードを渡され、空いたカメラのところに誘導される。たしかISO400、1/125秒、F4に設定されていたが、液晶モニターで見るとハイライトが飛んでいたようなのでシャッタースピードを1/200秒にして撮影し、プリントしたらやっぱりアンダーだった(笑)。最初の設定通りにすればよかったデス。2Lサイズでプリントを1枚もらったが、2110万画素のデータをこのサイズでもらっても単なる記念品にしかならない。緻密なプリントではあるが、このサイズならキスデジでも同じだろう。まぁ、あくまで記念品ということで。

会場の中央はハンズオンコーナー。だいたい20台ぐらいの EOS5D Mark II がドーナツ状に展示されていて、中にいる係員が色々と説明してくれる。
自分として興味あったのは、全体的な操作性とライブビュー、そしてハイビジョン動画撮影。

●操作性は最近のEOSデジタルと同じような感じで、それほど違和感はなかった。マルチコントローラーを真ん中に押し込むと現状の設定が一括表示され、さらにコントローラーで必要な設定のところを選択して調整できるのは便利。
●ライブビューでAFができるのも慣れれば便利かもしれない。静物や動きが少ないポートレートではMFと併せれば結構使えそう。10倍に拡大してピントが合わせられるというのはなかなか便利。今後はライブビューAFがどんどん進化しそうな気がする。
●ハイビジョン撮影に関しては、思ったよりも手軽に撮影できてビックリ。ライブビュー状態で「SET」ボタンを押して録画スタート、再度「SET」ボタンで録画終了。撮影途中にシャッターボタンを押すと2110万画素の静止画も同時に撮れる。ただし、動画のその部分(数秒)は静止画となる。このあたりはちょっと残念。また、ピントは「AF-ON」ボタンを押せばそのつど測距されるが、普通のビデオカメラのように常時AFにはならない。実際に使うとしたら、常時MFで焦点調節するか、ピント固定にするかどちらかになりそうな気がする。正直なところ、一眼レフカメラでビデオ撮影というのはどんなものかと思ったが、魚眼から超望遠まで全てのEFレンズが使え、新しい表現が可能であるような気がしてきた。
●それから、秒3.9コマの連続撮影は、思ったよりも軽快。秒3コマだとさすがに間延びするけれども、それほどストレスなく使えそうな感じ。ただ、音は1D系に比べて軽いというか安っぽく感じた。これはメカの動作が遅いからかな?
●個人的に一番気になったのが、記録画質とホワイトバランスが常時表示されないこと。1D系では小さい液晶モニターにそれが表示されているので当たり前に思っていたが、ないと結構心配になりそう。マルチコントローラーのワンプッシュで確認することはできるが、そのワンプッシュが面倒かも。また、ホワイトバランスを手動にした場合、ワンプッシュの一覧表示では「K」としか出ず、5200Kなどの具体的数値はわからない。手動で調整する場合にはメニューボタンで表示したほうがいいだろう。

製品ラインナップコーナーではカメラ/EFレンズ/PIXUS Proの製品ラインナップを展示。といってもガラスケースの中の展示。 EOS5D Mark II の外装を取ったボディパーツやCMOSも展示されいた(それを自分のコンパクトデジカメで撮影していたら係員に撮影禁止と注意された)。その奥には400mmF2.8、600mmF4(だったと思う)、800mmF5.6がカメラ付きで三脚に乗っていて、こちらは触ることができた。800mmF5.6は初めて実物を触ることができて良かった。三脚に乗っていたので重量感はわからなかったが、400mmF2.8よりも軽いので、本当は手に持って重量感を感じてみたかったところ。ファインダーを覗くと、20m先のモデルの和服の柄も非常にクリアにピントを合わせることができ、さすがというところ。ただ、ついているフードがどこかで見たことがあるような・・・と思ったら、400mmF2.8と同じ ET-155 というタイプのフードだったのにはちょっとがっかり。メーカーからすれば、パーツはなるべく共用にしたいところだろうが、このクラスなら専用フードにしてほしかったところ。まぁ、仕方ないか。

フルハイビジョン動画体感コーナーでは大画面薄型テレビに EOS5D Mark II で撮影されたハイビジョンビデオが放映されていた。

アプリケーションコーナーでは、PCを使った3つのデモが行なわれていた。
●1つめは「EOS Utility」。ここではカメラとPCを繋げてPCから操作して静物を撮影するというデモ。ただ、1人のお客さんがずっとスタッフと話していて私は操作することができなかった。
●2つめは「Digital Photo Professional(DPP)」。私は普段 Adobe Bridge と Photoshop を使っているのでDPPの操作には疎く、せっかくなのでこの機会に一通りの操作方法を教えていただいた。ただ、慣れている分を差し引いてもBridgeとPhotoshopのほうが使い勝手はよいように思われた。とはいえ、DPP はキヤノンのEFレンズに合わせた収差補正が自動で可能なところは魅力。
●3つめは「ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E4」(100,000円の別売アクセサリー)。使い方によっては便利だろうが、価格的にもまぁプロ向け。個人的に気に入らないのは1D系と全く互換性のないアクセサリーとして発売されること、そしてこれを使うとバッテリーグリップBG-E6が使えないこと。初期のワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E1というタイプは20D以上のモデルのどれにも使用できたが、現在は1D系用、40D/50D用、5D Mark II 用に分かれてしまっている。このためカメラ買い替えごとにこちらも買い替える必要が出てくることになる。また、機種を混在して所有している場合も使い回しができない。1~2万円で買えるものではないだけに、これはユーザー無視ではないだろうか。1D系用のスタイルで共用できるようにはできなかったものか? まぁ、買わないからいいけど。

さて、メイン会場での展示のほかに、今回は9Fのセミナー会場でプロフォトグラファーによるセミナーも開催。私は米美知子氏の回と合地清晃氏の回の両方に参加。

●米氏は風景写真家ということで、東北/北海道の秋の風景の写真をプロジェクターで見せながら EOS5D Mark II について解説。といってもほとんどが広範囲なISO感度設定を利用したシャッタースピードの違いにおける風景写真の変化の解説。つまりは高速シャッターとかスローシャッターとか自由にシャッタースピードを使えることで風景写真の仕上がりを変えることができることが EOS5D Mark II の1つの良さである、という内容。風景写真向けの EOS5D Mark II になぜ高感度が必要かということに対しての1つの回答とも言える内容だった。また、白トビを抑える「高輝度側・諧調優先機能」の良さを何度も強調していた。
●続いて合地氏のセミナーでは最終的な画質がプロ用の EOS1-Ds Mark III よりも優れており、現在手に入る35mmタイプでは最高画質が得られること、またカメラ全体のバランスが良いことを強調。

DPPの画面をそのまま投影し、自分の作品を数点大きくして解説。米氏が写真をたくさん紹介して話を進めていたのに対して合地氏はしゃべり優先であまり沢山の写真は紹介されなかった。また、風景写真、スナップ写真ばかりだったのが残念といえば残念。ただ、しゃべりの内容としては EOS5D Mark II の機能をいろいろと紹介しており、それをもう少し映像で見せてほしかったというところ。
とはいえ、ハイビジョン撮影の映像をいくつか見せてくれ、 EOS5D Mark II でハイビジョン撮影をする意義についても解説され、なるほどと思ってしまった。
A3ノビに伸ばした写真パネルも見ることができた。

1Fはアンケートと記念品引換コーナーとセミナー受付。記念品の 「EOS5D Mark II スペシャルBOX」 はなかなか豪華。


EOS5D Mark II のカタログはもちろん、EFレンズ、Lレンズ、プリンタのカタログが入っているほか、写真家 十文字美信、石橋睦美、米美知子の3氏が撮影した写真を光沢プロフェッショナルペーパーにプリントしたのA4プリントが各1枚ずつ入っており、なかなか豪華。いずれも EOS5D Mark II のカタログに掲載されている写真のノートリミング版。風景写真ばかりでポートレートもなく、バリエーションに乏しかったのが残念。
さらにはDVDも1枚入っており、再生してみたら EOS5D Mark II の機能解説というよりもハイビジョン撮影された映像の紹介。私のTVはハイビジョンではないのでその良さは伝わらなかったけれど、キヤノンの動画に対する思い入れが伝わってきた。

今回のイベントは人がそれなりに多かった割にスムーズに運営されており、満足度が高かった。というのも運営スタッフがかなり多く、特にセミナーのほうはエレベーターへの誘導係のほかに、各エレベーターごとに担当もいて、至れり尽くせり。キヤノンのこのカメラに対する思い入れがわかる。

個人的には1D系を2台持っているので、 EOS5D Mark II を買うつもりはないが、これはなかなかいいカメラ。初代5Dに比べて大幅に進化していると感じた。

EOS5D Mark II スペシャルサイトはこちら

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