別冊MONOQLO『騙されてはいけない 広告コピーカタログ』

騙されてはいけない 広告コピーカタログ (晋遊舎ムック)騙されてはいけない 広告コピーカタログ (晋遊舎ムック)
(2013/01/28)
不明

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別冊MONOQLO『騙されてはいけない 広告コピーカタログ』。たまたま本屋で目にして購入。広告(あるいはそれ以外の)コピーには消費者を欺く(ミスリードさせる)いろいろな仕掛けが隠れていると警告。


まず冒頭では、「食べログ事件」「騙し広告(記事広告)」「ペニオク詐欺」などを取り上げている。
「食べログ事件」は一般消費者の意見であるかのように装った業者の投稿が問題であるし、「ペニオク詐欺」はオークション自体がそもそも詐欺である上、芸能人がオークションに参加してもいないのに商品をげっとしたというウソの記事を書いている点で悪質だ。

ただ、「騙し広告(記事広告)」の場合は「PR」「協力」のクレジットが入っているものは明確に区別がつくので、さほど目くじらを立てる必要はないように思う。いいことしか書いていないし、読者が通常の記事と勘違いしてしまうと問題だが、記事風に書かれているのは読みやすい。

とはいえ、通常の記事であっても広告に近い内容の(商品の悪いことを言わない)記事もある。例えば、ワタシのよく読むカメラ雑誌でいえば、あるメーカーの新製品をレポートするカメラマンがどういう人物かでまずバイアスがかかる。キヤノンのカメラ、レンズをキヤノンの撮影会や写真教室の講師を務めるカメラマンが評価しているとしたら、まず悪いことは言わない(というか、言えない。笑)。逆に、マイナス評価のコメントがしっかりしていれば、それは信用するに値するだろう。

そもそも、カメラ雑誌は各カメラメーカーから広告をもらったり新製品機材を「借用」して記事を書くなど、メーカーと持ちつ持たれつの関係なのだから、基本的には悪口を書けない。強いて言えば、新製品が発表になった時点で旧製品の悪口をようやく書けるというところ(笑)。


さて、本書に戻ると、64もの怪しげな広告コピーが紹介されている。

健康食品系では、
001 誰も使っていない保存料を「ゼロ」と自慢する三ツ矢サイダーオールゼロ
002 元々入っていないコレステロールを「ゼロ」と言い放つサラダ油
006 マグロのDHAは超普通。「マグロ●●人前のDHA」の広告は意味がない!
039 「1日分の野菜ジュース」をいくら飲んでも1日分の野菜は摂れない
050 全く目への効果がない「ブルーベリー」が筆頭! 効かない健康食品リスト

など。
「効かない健康食品リスト」ではブルーベリーの他、コラーゲンヒアルロン酸を紹介。コラーゲン、ヒアルロン酸は食べても意味がないそーで。

ただ、「1日分の野菜ジュース」をいくら飲んでも1日分の野菜は摂れない、については、加工過程において栄養分が損なわれるのがその理由だけれど、そもそも野菜の多くは加工されて食されるのが普通なので、1日分の野菜は摂れない、というのは言いすぎではないか? 表題の主張をするのであれば、人の口に入る1日分の野菜で摂ることができる栄養素と、「1日分の野菜ジュース」に含まれる栄養素の比較をすべきではないか? ちょっとツメが甘いのでは?

同様に、本誌が警告するトピックについてちょっと行き過ぎではないかと思うものがいくつか。

005 青汁を飲み過ぎると通風リスクが増す!? プリン体という落とし穴
ここでは市販の青汁にはプリン体が含まれているものとか、糖質の多いものがあり、摂り過ぎは危険と警告しているが、どの程度摂るとどれぐらいのリスクになるのかを明示しておらず、ただ煽っているだけのように見える。

021 医薬品のブランドを冠していても実は単なる雑貨品
では、前半が『スカイナーAL錠』(医薬品)と『スカイナー クリスタルヴェール』(雑貨)を『スカイナー』グループ商品としてまとめていることに苦言を呈していて、それは納得するのだが・・・、
後半では「マヨネーズ」に対して「マヨネーズタイプ」の「サラダクリーミードレッシング」「半個体状ドレッシング」を「マヨネーズ」の基準を満たさないまがい物という評価をしているが、これはメーカー意図を全く理解していないように思える。
そもそも「マヨネーズ」にはJASで定められた素材しか使えないけれど、「コレステロールを下げる」成分を追加すると、当然「マヨネーズ」とは名乗ることができない。とはいえ、用途としてはマヨネーズと同じだけから「マヨネーズタイプ」とするのであって、決して「マヨネーズ」のまがい物を作っているわけではないのだとワタシは思う。


健康食品系以外について見ても、
007 高額な「先進医療」は実施人数が極端に少ない!
ではいろいろなデータを紹介しているけれども、「先進医療」は実施人数が少ないからこそ低額での特約が設定できるのであり、保険としては当たり前のこと。仮に「万が一」必要になった場合に、毎月100円の特約をしていなかったために300万円の「先進医療」を諦めるかどうか、それを「必要性は薄い!」と断じてしまうのはどうか? 


とはいえ、ワタシにとって目からウロコのトピックもある。

009 誰でも入れる医療保険にうまーく見せかけた実は傷害保険「これからだ」
013 ポロポロ落ちているのは角質ではなく製品に含まれるポリマー
061 毒素を吐き出した気分だけは味わえるデトックスフットバス


これらは信用して良さそうだ。



そんなワケで、本書はワタシの判断においては玉石混淆の内容。すべてを鵜呑みにすることができない。が、一度読んでみて、それぞれがそれぞれのトピックについて評価してみてはいかがだろう?

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テーマ : 雑誌
ジャンル : 本・雑誌

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カメラ・レンズやPC関係、生活雑貨など、ワタシが手に入れたいろんなGoodsまたは気になるGoodsを紹介するページです。ヘタクソな作例写真などもアリ.

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