『統計学が最強の学問である』(西内啓著/ダイヤモンド社)

統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である
(2013/01/25)
西内 啓

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『統計学が最強の学問である』(西内啓著/ダイヤモンド社/1,600円+税)。

本屋の目立つところに置いてあったので買ってみた。売れてる本らしい。

著者は「なぜ統計学は最強の武器になるのだろうか? どんな分野の議論においても、データを集めて分析することで最速で最善の答えを出すことができるからだ。」としている。
一方、あとがきでは、多くの無責任な評論家がデータに基づかない評論をしていることに腹立てていて、それが本書執筆の原動力になったのか。

本書は統計学を歴史的かつ水平横断的に解説している。統計学を理解するための多くの具体的なエピソードが紹介されていて、面白く読める。

ただ、統計学でよく出てくる用語として、「t検定」とか「カイ二乗検定」「回帰分析」などがたくさんでてくるが、統計学を学んでこなかったワタシとしては、本書を1度読んだだけではなかなか理解できない。改めて読まなければ(笑)。


なお、統計学に関するエピソードで面白かったのが、1920年代の実験。
イギリスのある婦人が、「ミルクを先に入れたミルクティーと、後から入れたミルクティーでは味が全然違うからすぐにわかる」と言ったところ、周りにいた多くの紳士は笑い飛ばしてしまった。しかし、その場に居合わせた現代統計学の父/ロナルド・A・フィッシャーは実際に実験してみた。婦人の見えないところでランダムにミルクを先に入れたり後に入れたりしたミルクティーをつくり、それを婦人に飲ませてどちらの作り方だったかを当てさせるというものだ。何回テストしたのかは不明だが、婦人は全て言い当てたらしい!

実際に、英国王立化学協会が2003年に発表した「1杯の完璧な紅茶の淹れ方」というプレスリリースにおいて、「牛乳は紅茶の前に注がれるべきである。なぜなら牛乳蛋白の変成(変質)は、牛乳が摂氏75度になると生じることが確かである。もし牛乳がお湯の中に注がれると、それぞれの牛乳滴は牛乳としてのまとまりから外れ、確実に変成が生じるだけの時間を紅茶の高温に取り囲まれる。もしお湯が冷たい牛乳に注がれるならば、このような状況ははるかに起こりにくい。」

著者は統計学における「ランダム化」の説明のためにこのエピソードを用意したのだが、ミルクティーの味の違いを区別できる人がいるということと、実際に淹れ方の順番で味が変わるという事実にちょっとビックリした(笑)。


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ジャンル : 本・雑誌

tag : 統計学


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