キヤノン EF 400mm F4 DO IS II USM について



キヤノン EF 400mm F4 DO IS II USM が2014年11月下旬に発売される。

DO(Diffractive Optics:回折光学素子)を利用し、400mmレンズを大幅に小型軽量化した前モデル EF 400mm F4 DO IS USM が発売されたのは2001年12月。実際に触ってみて、三脚座を除いて2kgを切るその軽さに驚嘆したものだ。

キヤノン カメラミュージアム:EF400mm F4 DO IS USM

しかし、そのDO自体が逆光時にフレアを引き起こすことがネットで広がり、人気はあまり出なかったようだ。 77万円という価格も大きかったと思うが。
キヤノンにしてみれば、非球面レンズ、蛍石レンズに続くキヤノンの技術の最先端を表すレンズであったため、ケチがついたのは痛かったと思う。

そんなワケで、II 型は名誉挽回の1本となるのであろう。
前レンズの欠点を正直に伝え、その欠点が改善されていることを示す特設サイトやカタログを作成している。

キヤノンのサイト:EF400mm F4 DO IS II USM 特長紹介

MTFを見てみると、天井に貼り付くようなラインを示しており、旧モデルよりもさらに画質が良くなっていることがわかる。逆光時のフレアについても、作例をいくつも示しているので自信があるのだろう。
従って、画質としては問題のない仕上がりとなっているのだろう。

ところで、レンズ構成図をよく見てみると、第3レンズに大口径研削非球面レンズが使用されていることがわかる。通常、非球面レンズは広角〜中望遠レンズまでにしか使われず、望遠〜超望遠レンズでは蛍石やUDレンズなど色収差を補正するレンズが使用されるのが通例だ。
それが400mmという超望遠レンズでしかも第3レンズという大きなレンズに使用されていることは、本来もっと大きくアピールすることではないだろうか? たぶんEFレンズ史上、最も大きな非球面レンズを使用していると思うのだが。
しかし、このレンズではDOレンズの名誉挽回が目的なので、画質のよさも全てDOレンズのおかげとしたいのだろう。大型研削非球面レンズの使用に関して解説がない。


さて、新レンズは売れるだろうか? ワタシの予想は「否」である。税別899,000円は高すぎる!
明らかにプロ向け価格であるが、プロなら一絞り明るい EF 400mm F2.8L IS II USM か、EF 200-400mm F4L IS USM エクステンダー1.4X を選ぶのではないだろうか? あるいは画質が少し落ちるかもしれないが、 EF 200mm F2L IS USM + エクステンダー2X、または EF 300mm F2.8L IS II USM + エクステンダー1.4X でまかなうほうが、使い回しが効くのではないだろうか?

本気で売りたいのなら、DOも大型研削非球面レンズも使用せず、多少大きく重くなっても従来技術だけのレンズ構成にし、 価格設定を40万円程度にして、ヨンニッパを買えないハイアマチュアやプロを狙うのが妥当なところではないだろうか。






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