『ツァイス&フォクトレンダーの作り方』(ガンダーラ井上/玄光社)

ツァイス&フォクトレンダーの作り方 (玄光社MOOK)ツァイス&フォクトレンダーの作り方 (玄光社MOOK)
(2015/02/13)
ガンダーラ井上

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『ツァイス&フォクトレンダーの作り方』(ガンダーラ井上/玄光社/1,800円+税)


カメラ・レンズ業界において独自のスタンスをとっているコシナの歴史やレンズに対するこだわり、そして製造過程を知ることができる一冊。
本屋で手に取って値段を確認したときには「ちょっと高いかな?」と思ったのだが、むしろ安いぐらいの内容。

まずは「コシナ・ヒストリカ」
最近ではツァイス オータス 1.4/55とか1.4/85といった、40万円を超える標準・中望遠レンズを発売したメーカー。
1959年に創業した同社はレンズ製造から始め、インスタマチックカメラ、一眼レフ、8ミリカメラとどんどん広げ、国内よりもむしろ海外で売れていたようだ。
ワタシ自身が高校生時代にカメラ雑誌で目にしたのは『COSINA CX-1、CX-2』。ロモの原型とされるかめらだが、コンパクトカメラのくせにオートワインダー付きというのが印象的だった。
また、各カメラ用レンズメーカーでもあり、当時のワタシは2流メーカーという印象だった(失礼)。
方針が変わったのは1999年に『フォクトレンダー ベッサ』を発売したあたりだろうか。その後、ツァイスとの提携により、ツァイス・イコンを2005年に発売、マニア向けのマニュアルフォーカス・レンジファインダーカメラ/レンズに注力するようになった。
一方でデジタルシネマ用3Dレンズなども現在では作っているようだ。
特に注目したいのが、1970〜1980年代のカタログや広告。懐かしいものもあれば、結構大胆な広告も。時代を感じる。
それがフォクトレンダーやツァイスの広告となると、じだいが新しいこともあるだろうが、シンプルにしてエレガント。

続いて色々なカメラマンによるギャラリー。クラシックなコシナのイメージに合った写真が並ぶ。

そして、「コシナ こだわりの理由」
もともと同社ウェブサイトに月2回ペースで公開していたものをベースに写真を加えたものだそうだが、全55話。本書の中では一番ページを割いている部分で、コシナのレンズ作りのコダワリが感じられるとともに、レンズの製造工程が(たぶん)すべて分かる、非常に細かな解説となっており、コシナユーザーでなくてもレンズマニアなら本書を購入すべき内容となっている。

これを読むと多くのカメラメーカー・レンズメーカーとは違うコシナのコダワリがよくわかる。金属ローレットや彫刻文字入れ。多くの工程が手作業というか、職人技で行なわれている。それは機械による自動化よりも職人技のほうが高精度に製品を作ることができるからというポリシーに基づいていて、ページをめくるごとにコシナの姿勢に感銘を受けた。



ワタシ自身、コシナのカメラもレンズも何も持っていないのだが、本書を読むと同社のカメラやレンズを手に入れたくなる。レンズ沼にハマりたくない方は読まないほうが無難な一冊(笑)。







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