『月刊カメラマン』2009年6月号

最後は『月刊カメラマン』。

今月号は忽那汐里チャンの表紙。カメラマンの魚住誠一氏によるものだが、いつもの氏の写真とは違う感じ。中面の「魚住誠一のHOT GRAPH!!」も見た目笑顔だったり、素っぽい顔だったりするけれど、距離感を感じてしまう・・・。
ポッキーのCMで一躍有名になった汐里チャンは、あの元気さが彼女らしさとは思えないし、今回のグラビアもやはりそう。そういう意味では、もっと大きな魅力を秘めているような気がする・・・。今後の活躍に期待。全然『月刊カメラマン』とは離れてしまったけれど(笑)。

さて、本題に戻る前にもうひとつ。キヤノンの5D Mark II の広告。カメラグランプリ2009の大賞を取ったのを理由に大々的に広告するのはわかるが、どのカメラ雑誌でもプリンタの広告も含めて8ページの豪華版。最近はTVCMもやっているが、そんな広告費があるのなら、従業員の雇用をもう少し考えたらどうかとも思ってしまう。

で、本題。今回、個々の内容もイマイチながら、全体の構成もサイアク(失礼!)。というのも、「水をアートに表現する! 光る水、走る水 変幻自在の表現ゲット 水撮影術」での水滴のパートと「ジャンル別フォト講座 自然を撮ろう!」での雫(しずく)が完全にかぶっている。もちろん、解説内容は同じではなく、違うことを伝えているので、それぞれ参考にはなるのだろうが、別れて紹介されているのがスマートではない。もちろん、それぞれが「水撮影術」の中の1パート、「自然を撮ろう!」連載の6月号のテーマということではあるのだが、同じ号で同じテーマを解説するのなら、もう少し取り上げ方に違いを見せてほしかったところ。

で、「水撮影術」だが、作例写真が中途半端なサイズでたくさん羅列されていてインパクト薄し。「渓流」「湖」「海」「滝」「水滴」「雨」を取り上げているが、トビラページを含めて9ページでは内容を詰め込みすぎ。2倍ぐらいのページ数に増やしてそれぞれ誰もが納得するような素晴らしい作例をドーンと大きくレイアウトしてほしいところ。

さて、ようやく特集「傑作への最短アプローチ術」。紹介されている内容は比較的初心者向けの内容だと思うのだが、その割には難しい用語を注釈なしに使っていて、一体誰向けの企画なのか?と疑問に思ってしまう。内容そのものも自分自身についてはスルーしたい内容。

「間違いだらけの”エントリー一眼”選び」。タイトルからすれば、何を基準に選ぶと「間違い」なのか?を示してほしいところだが、内容はカメラの設定をフルオートにしてどれが一番キレイに写るかという比較。このアプローチ自体は悪くはないと思うのだが、逆にこの基準だけでカメラを買って大丈夫なのか? それこそ「間違い」ではないのか?(笑) 取り上げられたアイテムはキヤノンEOS Kiss X3、ニコンD5000、パナソニックGH1、オリンパスE-620、ペンタックスK-m、ソニーα300。比較撮影テストの内容は、屋外スナップ、室内逆光スナップ、バースディケーキ、ISO3200高感度、屋外・速い動きのスナップ、マクロ風の撮影、顔認識の7項目。それぞれの項目でテスターの評価によって「WIN」「優秀」が与えられているが、総評ではどれが一番いいカメラかの評価はナシ。さすがに毎月広告をもらっているカメラ雑誌としてはそれはできませんなぁ。これだったら広告をもらわない『特選街』のシビアな評価の方がよっぽど参考になるのでは? 
ついでに比較撮影テストの内容についていえば、室内逆光スナップなら、普通フルオートならストロボが発光しているはず。それを敢えて発光させずに撮るのはどんなものか? また、屋外・速い動きのスナップの作例写真は全然速い動きには見えない。さらにマクロ風の撮影では切ったミカンを撮影しているが、そんなのを撮影するか? コレクションの小物とかケーキを撮影した方がリアリティがあるのでは?

「参照! プロのモニター使い」。本来なら自分にとって興味のある内容なのだが、5月号でのメチャクチャなカラーバランスのレタッチをしてくれた方々の使用状況をレポートされても・・・(笑)。こんなにモニターの環境を整えてもあんなレタッチの結果になってしまうんだな、と思ってしまい、興味も半減してしまう。
ご参考:ブログ『きになったコト』「今月のカメラ雑誌からきになる記事は!【5月号後編】」
ちなみに、自分のエントリーを読み返してみたら、ずいぶんカドの取れた表現をしていて、ほとんど四角形がまん丸になっていて反省(笑)。
「『月刊カメラマン』2009年5月号」

「山田慎二が教える・・・コンデジで、ここまで撮れる!」。第6回の今回はペット編。
これ自体も「ジャンル別フォト講座 動物を撮ろう!」とかぶるのだが、「ジャンル別・・・」の方はワンちゃんオーナーが撮影した写真の講評なので、まぁ良しとしよう。
最近私も子猫をよく撮るようになったのだが、デジタル一眼を使うこともあるものの、普段はコンパクトデジカメで撮影している。なので、どういうノウハウがあるのかと期待したものの、期待はずれ。氏はペットを飼っているのかな? 飼っていない気がするなぁ(飼っていたら失礼!)。なぜなら、撮影されている猫の表情が不安そうだから(笑)。もちろん、それだけではないけれど。
犬のことはわからないが、猫の撮影ならば、『子ねこのきもち』(ねこのきもち特別編集、980円)の方がよっぽど細かいノウハウが書かれていて参考になる。猫好きならこの本を是非参考に!

「キミオの開発者、出てこいっ!」。今回はカメラ内の動画編集機能。主張内容はサンヨーやカシオやキヤノン(PowerShot SX1)などにはカメラ内で簡単な動画編集機能を備えているのに、動画機能のあるデジタル一眼(&レフ)にそれがないのが大きな不満ということで。
確かに、静止画に関してはRAW現像ソフトなどが付属しているのだから、動画編集ソフトが同梱しているべきではないかというのは正論。もちろん、Adobe のPremiere とかAppleのFinal Cut Pro のようなプロ向けソフトはもちろん無理だろうが、カットしたりつなげたりするぐらいのソフトは必要かも。
ただ、静止画をカメラ内でレタッチして仕上げることがないように、カメラ内に高度な編集機能は必要ない気がする。撮影はカメラで、編集はPCで、というのが一眼レフユーザーのスタイルではないだろうか。なので、私はあまりカメラ内での編集にこだわらない。ただ、自分が使っている Panasonic DMC-TZ7に関していえば、動画編集ソフトが対応していないためAVCHD Lite形式で撮影した動画はMacに取り込めない。そっちの方を何とかしてほしい。

「没チャ~ン系コンデジ大対決!!」。最近は水深1~3m程度の防水機能を持ったコンパクトデジカメが何機種も発売されているが、これはその実写比較という企画。わざわざモルジブまでカメラを持っていってテスト撮影したようだが、ほとんどの写真はモルジブでなくても撮れる内容。しかも防水デジカメを買おうとするユーザーがチェックしたいポイントとは思えない(笑)。せっかくモルジブの海岸で撮影するなら、モデルを同行して水着の撮影をするとか、現地の女性でも子供でもをモデルとして調達するとかして作例を用意してほしかったところ。何しろ、人物の作例が一枚もないのだから。また、水深1m程度での水中写真の作例も欲しい。欲を言えばスキー場での写真も欲しいところだが、季節柄そこまで要求するのは酷。ただ、対象ユーザーとしては海やプール、雪、アウトドアといったところでの使い勝手や写りを知りたいだろうから、そのあたりが押さえられていないと評価にならない。

「ジャンル別フォト講座 スポーツを撮ろう!」。今回は「女性アスリートをダイナミック勝つしなやかに」というテーマ。実際、作例の写真はそれぞれいい写真だと思うのだが、プロでない一般人は「シンクロナイズドスイミング」の大会では撮影できないのでは? ほかに「ビーチバレー」「フィギュアスケート」なども撮影禁止だと認識しているのだが、違うのだろうか。私の認識が正しいのであれば、一般人が撮影できない「シンクロ」の写真を「スポーツを撮ろう!」の作例として取り上げるのはどうか。


いつも思うのだが、『月刊カメラマン』のレイアウトは全体にごちゃごちゃしすぎ。作例が小さく、解説文が多すぎる。というか、伝えたい内容が紙面構成としてうまく消化されていないように感じるが、どうだろう。まぁ、これはスタイルとも言えるので、このようなスタイルが好きな人もいるだろうけど。

今回、厳しいコメントのオンパレードとなってしまったが、決して何でもかんでもコキおろしたいわけではない。優れた企画、優れた写真はそのように評価したいと思っている。
そんなわけで6月号の『月刊カメラマン』で自分的にいいと思った写真を1枚。それは「ジャンル別フォト講座 鉄道を撮ろう!」の小田急多摩線の雨の中を走る各駅停車(P122-123)。鉄道と言うとSLとか新幹線のようなものに目がいきそうなところだが、雨の中を黙々と通勤客を運ぶ地味な存在のごく普通の電車。それをカメラに収めたところがイイ。露出がアンダーなところがまたイイ。派手な写真ではないけれど、この号で私が一番気に入った写真だ。

『月刊カメラマン』6月号はこんな感じで。


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(2009/05/20)
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