CP+2017レポート(その3) シグマ 山木社長プレゼンテーション




CP+2017の3日目となる2月25日のワタシの最重要ポイントがシグマ 山木社長プレゼンテーション。タイトルは「新製品について」

カメラ・レンズメーカー各社は色々なステージイベンントを用意しているが、それなりの会社で社長が自分の会社の製品を直接プレゼンテーションするのはシグマぐらいだろう。
IT企業であれば、アップルの故 スティーブ・ジョブズやマイクロソフトのビル・ゲイツなどが自社製品をいろんな場面で語っているが、日本企業では・・・。トヨタの豊田社長や日産のカルロスゴーン、ソフトバンクの孫社長ぐらいしかイメージが浮かばない。

社長が自社の製品を語るとなれば、それなりに重みもある。今年のプレゼンはどうか・・・?

1つ前のステージが終わる頃から待っていたが、ほとんど席を立たず、このプレゼンを聴く客ばかりだったため、席を確保できず、立ち見することに。









さて、今回は新カメラの発表はなく、新レンズ4本のみ。なのでその4本についてプレゼン。



最初は24-70mm F2.8 DG HSM



冒頭、「デジカメinfo」の新製品リーク記事を紹介して会場の笑いを誘う。山木社長はこのサイトをよく見ていて、けっこう読者のコメントによって判断を左右されてしまうとこのこと(笑)。











競合の多い製品で、山木氏としてはタムロン、キヤノン、ニコンをライバルと見ているようだ。
サイズは手ブレ補正機構搭載のタムロンとほぼ同等、手ブレ補正機構のないキヤノンともほぼ同等、手ブレ補正機構つきのニコンよりもずいぶんコンパクト。

開発コンセプトは「優等生」。
「描写力」「重量・サイズ」「手ブレ補正」「ビルドクオリティ」をそれぞれ調整しながら最適のスペックを探したとのこと。
ワタシが気になっていたMTFについては山木社長もニコンに周辺部で劣っていることを発言。やはり認識しているようだ。
ただ、山木社長によれば、設計理論上はもっとMTF曲線を上げることは可能だが、現実に製品として組み上げていくと、製品ごとに大きなバラツキが出てしまう。なので、この製品では個々の製品がMTF曲線から外れないようパーツ・組み上げクオリティをキープしたいとのことだ。

そういうことで、伝えたいことはわかったものの、ニコンよりMTFが落ちることにはちょっとガッカリ。実際の描写比較を各カメラ雑誌で行なってほしい。

ワタシ的には24-70mm F2.8 の手ブレ補正機構つきには興味あるが、現行キヤノンレンズよりも画質を落としてまで買い替えたいとは思わない。要は画質次第というところ。





なお、発売日、希望小売価格ともに未定ながら、発売は今年の前半(6月?)を目指しているとのこと。



次は135mm F1.8 DG HSM Art







これまた「デジカメinfo」のリーク記事へのコメントを引用し、会場を笑わせた。
「1970年代にシグマは135mm F1.8のマニュアルフォーカスレンズを発売していたが、『アサヒカメラ』では「画質がめちゃくちゃ悪く、コントラストが無い、などと酷評されてました。」とのコメントに対し、「アサヒカメラさん、ひどいですよねぇ。当時ウチは広告出してなかったのかなぁ?」と広告出稿による記事内容に対する圧力があるような発言(笑)。実際、口には出さなくても、以心伝心であるのでしょうなぁ(笑)。





これがその135mm F1.8。













開発コンセプトなどの解説。「多くのユーザーは70-200mm F2.8を持っているだろうが、85mm F1.4 Art や135mm F1.8 Art を使えば、必ず違った写真が撮れます」と力説。







スライドでは土屋勝義氏による山崎真実サンのポートレートを紹介。





コメントの中には「85mm Artにするか、135mm Artにするか迷ってしまう!」というのがあったが、山木社長は「両方買ってください!」とのコメント。言うと思った(笑)。






これもまた、発売日、希望小売価格ともに未定ながら、4製品の中では一番発売が早くなる予定で、今年の4月中を目指しているとのこと。




14mm F1.8 DG Art













シグマのレンズ開発者には3つのパターンの写真好きがおり、1つ目は天文ファンで頭がイイ。2つ目はポートレートファンでお調子者。3つ目は乗り物系でクセ者とのこと(笑)。
で、このレンズは頭のいい天文ファンが企画したレンズで、プレゼン内容は丸ごとその開発者の受け売りだそーで(笑)。





で、天文ファンだけでは売れる数にも限りがあるだろうからということで、とってつけたように「風景写真にも最適!」というスライドを見せて会場を笑わせた。





これもまた、発売日、希望小売価格ともに未定ながら、今年の5〜6月を目指しているとのこと。




最後に100-400mm F5-6.3 DG Contemporary













こちらはヒコーキオタクの開発者の山木社長へのプレゼンがよかったので採用したというモデル。
他社の100-400mmは非常に売れているようだが、F値も5.6と1/3段明るい分、大柄になっている。
開放1/3絞りの差は開発設計上、大きな差になるとのことで、シグマのこのモデルはコンパクトネスを重視。「シグマ以外のカメラは高感度特性が良くなっているので、1/3絞りの暗さは受け入れられるだろう」と自虐(爆)。
三脚座もなくし、フードも直径をなるべく小さくすることによって、500mm F4といった重量級レンズを使うユーザーのサブレンズという位置づけも想定。
なお、開放F値はやや暗く、Contemporaryカテゴリーのレンズだが、描写性能は妥協していないとのこと。





発売日、希望小売価格ともに未定ながら、今年の4月を目指しているとのこと。




こんな感じで、開発意図も分かり、楽しめたプレゼンだった。



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