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『イラストで読む 印象派の画家たち』(杉全美帆子/河出書房新社)




『イラストで読む 印象派の画家たち』(杉全美帆子/河出書房新社/1,650円+税)

ワタシが購入した『イラストで読む』シリーズの3冊目。ほかに3冊が世に出ているので、全部読む予定。

『イラストで読む 印象派の画家たち』は第1章で印象派とはなんぞや?についての解説、第2章で印象派の画家たちの個別紹介という流れとなっている。

第1章では「新古典主義」「ロマン主義」「写実主義」「バルビゾン派」それぞれについてのカンタンな解説とその流れで生まれた「印象派」という解説。「印象派」の画家たちが行った改革や19世紀の絵画に対する評価の移り変わりも解説されていてなかなかわかりやすい。

第2章でピックアップされている「印象派」の画家は・・・
マネ、モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、モリゾ、ドガ、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、スーラ。正直、シスレー、ピサロ、モリゾは今まで知らんかった。
それぞれ、大まかな一生の解説と特筆されるエピソード、代表作などを紹介。画家の年表付き。



現在、「印象派」の絵は大人気。なぜかとワタシ的に考えてみたが、現代の抽象画は理解するのが難しい。ギリシア神話やキリスト教の宗教画などは神話や聖書の教養がなければ理解できない。一方、「印象派」の絵は精密な絵ではないものの、そのものを見て感じればいいから。ではないかと思う次第。

ちなみに本書はワタシが購入したものですでに第10刷となっており、「印象派」の人気の高さがわかるとともに、著者にはガッポリ印税が入っているのでしょうなぁ(笑)。



ところで、杉全美帆子氏のブログを拝見して知ったのだが、てっきりゴーストライター(?)が文章やエピソードを提供して、それを元に杉全氏がイラストを起こしていると思っていたら、自身で各種文献を漁ってしかも複数の文献で内容が正しいかどうかをチェックしているとのこと。
杉全氏の本業はイラストレーターという括りになると思われるのだが、『イラストで読む』シリーズが終わる頃には美術評論家になっているのではないだろうか?(笑)。

杉全美帆子氏のブログ:杉全美帆子のイラストで読む美術シリーズ制作日誌



本書に掲載されている絵画でワタシが好きなものは・・・

『ヴィーナスの誕生』(カバネル)
これは印象派の絵画ではないが、ヴィーナスがセクシー!

『草上の昼食』『オランピア』(マネ)
それぞれ神話の一場面を描いた元ネタ(『ラファエロのパリスの審判による銅版画』『ウルビーノのヴィーナス』)をベースに描いたものだが、人間のヌードを描いたとして非難囂々となってしまった作品。タテマエで物事を語る御仁がおおかったのですなぁ。
ワタシが中学の頃の美術の教科書ではマネの『笛を吹く少年』が掲載されていたと思うが、さすがに『草上の昼食』や『オランピア』は掲載できなかったか(笑)。

『イレーヌ・カーン・タンヴェール嬢の肖像』(ルノワール)
これは実物を名古屋で拝見した記憶がある。

過去のエントリー:2018.08.29 名古屋市美術館『至上の印象派展 ビュールレ・コレクション』

この展覧会でのキャッチコピーが「絵画史上、最強の美少女」(笑)。すげーコピーつけるなぁと思いつつ、やっぱり美少女。でも、依頼主には気に入られなかったとか。





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