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『イラストで読む レオナルド・ダ・ヴィンチ』(杉全美帆子/河出書房新社)




『イラストで読む レオナルド・ダ・ヴィンチ』(杉全美帆子/河出書房新社/1,600円+税)

ワタシが購入した『イラストで読む』シリーズとしては4冊目。ただし、杉全氏の執筆順としては『イラストで読む ルネサンスの巨匠たち』に続く2冊目となる(2012年初版発行)。

第1章がレオナルド・ダ・ヴィンチの生涯。
少年期・青年期・壮年期・老年期に分けて、文章とイラスト、ときには漫画形式で解説。書籍の分量としてはこれが約7割を占めている。

第2章がレオナルド・ダ・ヴィンチの仕事。
もちろん絵画が中心になるが、それ以外にも地図、兵器や土木工事器具などの設計図、解剖図など、彼の多彩な才能を表す資料が豊富に紹介されている。これが約3割の分量。



通常このテの書籍の場合、美術評論家の先生が書籍の内容の流れをイラストレーターに伝えて、それを元にイラストレーターが絵を起こしたりページレイアウトをしたりするものと思うが、この『イラストで読む』シリーズはすべて著者である杉全氏の垂直統合・完全ひとり編集!(笑)。

美術評論家という肩書きでないにも関わらず、かなり細かい情報まで紹介しているところに感心する一方、それでいてレオの生涯が(イラストや資料の効果もあって)ものすごくわかりやすく紹介されている。
おそらくレオの解説本として最もわかりやすく、かつ詳細な1冊ではないだろうか?(他の本は読んだことないけど。笑)。



ワタシ的に一番お気に入りのページは76ページの「街角おしゃれスナップ ルネサンス・ファッション通信」!
ファッション雑誌風にルネサンス当時のファッションを紹介しているのだが、コミカルで面白い。レオを「今月のおしゃれ番長」というコピーで紹介したり、「ファッショニスタ・レオナルド氏に聞くファッション哲学」というコラムタイトルも面白い。ただ、このコラムにはレオ氏が残した手紙か書物からの引用と思われる文章がいくつもあって、圧倒的な資料探求に裏打ちされたコラムであることがわかり、この1ページを仕上げるためにどれだけの時間を費やしたのか想像するのが恐ろしい。

もう1つのお気に入りがオビ(帯)の裏表紙側。
オビには著名人の讃(賛)を紹介するのが普通ではあるが、「ルネサンスの人々からも、絶賛の嵐!」と勝手に生き返らせて絶賛させているところがウケる。



そんなワケでレオナルド・ダ・ヴィンチを知るには最適の1冊、というか、まず読むべき1冊だと思いマス!






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ジャンル : 本・雑誌


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