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『ぴあ』と『東京ウォーカー』



『東京ウォーカー』が6月号をもって休刊になるとか。
少し残念な気もするが、時代の流れかなぁ、と。
情報を得るなら、今ならネットの方が検索するのも便利だし、よりリアルタイムに近い情報が得られる。また、誌面スペースを気にする必要がないので、詳しい情報を載せようとすればいくらでも詳しく紹介できる。
今後はウェブサイト『ウォーカープラス』で街の情報を発信するとのこと。
ちなみに創刊は1990年3月で、30年間続いたことになる。

ITmedia NEWS:「東京ウォーカー」など3誌が休刊、Webに移行 「新型コロナによる生活様式の変化に対応する」





ところで、東京には『ぴあ』という情報誌があった。
創刊は1972年(当初は月刊誌)。
1984年に「チケットぴあ」サービス開始。会員制度「ぴあカード」運営開始。
2011年に休刊。雑誌『ぴあ』の映画欄を引き継ぐ形で電子書籍版『ぴあ+』( - プラス)を創刊。
2018年、アプリ版『ぴあ』を創刊。

東京にはコンサート・美術館/美術展・演劇・映画を始めとする膨大なイベントコンテンツが集まっている。
ワタシが一浪して東京の大学に進学したとき、イベント情報を得ようとすれば、『ぴあ』一択だった。

東京のイベント情報といえば、ビッグネームのコンサートから小さな画廊の展示まで、あらゆる情報が網羅されていた。巻頭のグラビアページではその時期のメジャーイベントを紹介されていたが、それ以外は大きなイベントも小さなイベントもみな同列に扱われているのが特徴。なので、小劇場や小画廊などにとってはありがたかったのではなかったか。末端の情報まで網羅しているので、ほとんどはモノクロページで細かい文字でギッシリ。
ワタシは大学生当時、映画と美術展巡りが趣味だったので、『ぴあ』は毎号購入。映画情報と美術展情報は喰い入るようにチェックしていた。

もちろん「ぴあカード」会員になっていて、美術展では会員割引になっている美術展も多かったように記憶。
コンサートはあまり行かなかったけれど、まだ新宿に厚生年金会館があったときに中島みゆきのコンサートに行った記憶がある。ほかに浜崎あゆみのコンサートも2回ほど。いずれも「チケットぴあ」でゲット。

あと、各ページの欄外に「はみだしYOUとPIA」というコーナーがあって、今で言うTwitterのくだらないつぶやきのような読者の投稿コーナーがあって、これも楽しみだった。

livedoor NEWS:はみだしYOUとPIAがツイッターみたいだった件



さて、そんな『ぴあ』一択時代に終止符を打ったのが『東京ウォーカー』。ただし、創刊当初は『週刊トウキョー・ウォーカー・ジパング』という名だった。
全ページカラーで、小さなイベントは切り捨て、一般ウケする大きなイベントのみをフィーチャーするスタイルで、末端の小劇場や小画廊を巡るマニアには情報不足だったが、マニアでない一般人にはデートの予習などにちょうどいい編集内容だったと思う。

ワタシは特にカノジョもおらず、ひとり孤独に小画廊を巡る『ぴあ』派だったが(笑)、『東京ウォーカー』のおかげで『ぴあ』の売り上げは大幅に減少したのではないかと想像。


『ぴあ』にしても『東京ウォーカー』にしても、「情報」そのものがウリの雑誌だっただけに、現在のネット情報社会においては衰退してしかるべきなのかもしれないが、1980年代から2000年代あたり(か、もう少し)までは、多くの東京都民にとって必要な情報誌だったことは間違いない。




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