ポラロイド『636CL』カメラ




ポラロイド『636CL』カメラは600シリーズカメラの中でも低価格機としてかなり普及したカメラ。
一つ前のモデルが『635CL』で、機能的には全く変わらないものの、デザインがまるっこくなっている。ただ、日本のメーカーは丸くするとしたらカドを削る方向でデザインする(当然、内部パーツを狭いスペースに収まるよう、よりシビアに設計しなければならない)が、ポラロイドの場合、今あるモデルに肉付けして丸っこくするから、少し大きく重くなる(笑)。まぁ、それで極端に大きく重くなったわけではないけれど。


名前に「CL」とあるのは「Close-up Lens(クローズアップレンズ)」の略だが、一般に想像するような30cmぐらいの接写をイメージすると大間違いで、近寄れるのは60cmまで。
そもそも本体は1.2m~∞の固定焦点。それより近いところを撮影するためのレンズをスライドさせて切り換える。もちろん撮影距離は目測で判断する(笑)。まぁ、ポラロイドなのでピントが合っているかどうかは撮ったらすぐにわかるのだが。
なお、近接撮影レンズを使っているときは、ファインダーの前に楕円形の窓が開いたプラスチックが覆うので、ファインダーを見て近接撮影レンズを使っていることが確認できる。
また、近接撮影レンズはストロボを閉じると自動的に元に戻る。

撮影者が操作できるのはほかにレンズ下の「明暗コントロール」があり、好みに応じて写真を明るくしたり暗くしたりできる。これはスペクトラシリーズと違って無段階に調整できる。




 

あと、被写体が明るくても暗くても、このカメラは基本的にストロボが常時発光するのだが、ストロボを光らせずに撮影する方法を知らない人が多いようだ。取説を読めば間違いなく書いてあるのだが、読まずにカメラをいじるだけだと気づかない人が多いようだ。
それは、シャッターボタンを押し込むところにあるもう少し大きな刀のさやのようなパーツ(「ストロボ解除シャッターボタン」)。これだけを押し込むことでストロボを発光させずにシャッターを切ることができる。

 

ストロボを閉じても厚みが10cmぐらいあるので、カバンなどに収納するのは難しいといった欠点はあるが、主な可動部がストロボ部分だけなので、意外と頑丈なようで、工事現場などではよく使われていたと聞く。まぁ実際は、カメラ自体は1万円弱(販売後期では6,000円ぐらい)なので、壊れれば新しいのを買えばいいぐらいの感覚で使うのだという。
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テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

tag : ポラロイド 636CL


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636のストロボは簡単にばらせる。

ストロボを45°ぐらい開けた位地で、両サイドを左右に引っ張ると本体から外れる。

ストロボ裏面の左右にある穴に精密マイナスドライバーを入れて、ドライバーをハの字に開くと内側の爪が外れる。

後は隙間にマイナスドライバーを入れながら軽くこじあければOK。

ストロボ基板の回路図は、海外の有志が解析して公開しているので、どう使うかは自由です。

Re: タイトルなし

680、690を除く600シリーズカメラやスペクトラシリーズはほとんどネジを使用せず、パーツをパチン、パチンとはめ込んで組み上げていくカメラのようですね。これは技術的に未熟な工員でも組み上げられるようにというポラロイドの設計思想のようです。
日本のカメラメーカーの思想とは全く違っていて、面白いと言えば面白いデス。
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