バドミントン写真撮影のテクニック

『第63回 平成21年度 全日本総合バドミントン選手権大会』がようやく終わった。スエマエの女子ダブルス優勝にならなかったのがワタシ的には非常に残念だった。

ワタシがバドミントンの試合を撮影したのは5大会(北京オリンピック、YONEX OPEN JAPAN 2008、第62回 平成20年度 全日本総合バドミントン選手権大会、YONEX OPEN JAPAN 2009、第63回 平成21年度 全日本総合バドミントン選手権大会)だが、これまで撮影してきたなかで、参考になると思われることを述べたいと思う。



撮影機材

室内スポーツなので、高感度特性に優れたデジカメが必要。かなり動きが激しいスポーツなので、選手の動きを止めたいなら1/500秒以上を切りたいところ。会場により明るさの違いはあるだろうが、私の場合、1/500秒、f2.8、ISO3200を基準としている。

レンズはなるべく超焦点で明るいレンズを用意したいところだが、ワタシが使う400mmF2.8は一般向けではない。常識的には70-200mm F2.8クラスがいいところだろうが、これに1.4x、2x のテレコンバーターを用意するというところか。頑張って300mm F2.8 とか120-300mm F2.8ズームが用意できるとさらによいが。実際、APS-Cのカメラなら、焦点距離が1.5-1.6倍に延びるので、テレコンバーター1個をつけているようなもの。ただし、35mm判フィルム一眼レフを使ったことない人にとってはAPS-Cが基準になっているかもしれないが(笑)。

また、会場の雰囲気を記録するなら標準ズームも必要。

一脚。三脚の使用を禁止される会場は多いが、一脚ならOKかな? ないよりも間違いなく安定するが、ワタシは使っていない。観客席に座り、台になるものを用意してそこに足を乗せ、そこに肘をつけて撮影している。一脚ほどの安定感はないが、手持ちよりも安定するし、腕が多少ラク。オススメは致しませんが。

予備バッテリーとメモリーカード。やはり余裕を持つことが必要デス。ワタシの場合はRAWでバカスカ1,500枚ぐらい撮っている。16GBのカード3枚が必要。撮影後のセレクトも大変(笑)。でも、撮った写真を消すことができるが、撮らなかった写真を映像にすることはできない!



撮影ポジション

コートエンド側の2階席、3階席。お目当ての選手が反対側のコートにいる時は一番撮影しやすい。撮影ではピント合わせにネットが邪魔になるので、ネットが下がるアングルの3階席も悪くない。ただし、コートからの距離が更に広がるので、超望遠レンズが必要となる。
お目当ての選手が手前のコートにいる時は、背中を撮る形になり、あまりいい写真は撮りづらい。ただし、選手の背中に何かを感じたなら、それを写真にドーゾ。写真のセンスが問われマス。また、特にダブルスでは、ペアの選手同士が点数が入るごとにアイコンタクトをとるので、その瞬間を狙うのもヨイのでは?

コートサイドの2階席。YONEX OPEN 会場の東京体育館はコートエンド側にしか観客席がないので撮影不可。代々木第二体育館ではコートサイド側からも撮影可能。選手の横顔を撮るのに良いポジション。ただし、シーンによっては背景にラインジャッジなどが写り込んで見苦しく感じるかもしれない。常識的にはネットの延長線上あたりの席が左右のコートを撮影できてベスト。自由席の場合、場所取りのために速くから会場に並ぶ必要あり、かも。


コートエンド側のアリーナ席。この席は撮影としてはあまりオススメはできない。お目当ての選手が手前のコートの時は背中ばかり。反対側のコートにいる時は目がネットの白い帯に隠れてしまうし、そもそもAFではネットにピントが合ってしまう。あるいは手前のコートにいる選手が撮影の邪魔になる。
そうはいうものの、下からのアングルは新鮮だし、狙いによってはいい写真が撮れる可能性もアリ。ただし、自分的には「1,000枚撮影して10枚いい写真が撮れればいいや」ぐらいの覚悟が必要と思っている。

なお、バドミントンの試合は残念ながら席が埋まらないので(笑)、自由席の場合はあちこち動き回って撮影することもできなくないが、その場合は一番通路側の席を陣取る方が席を立つときにラク。


その他。大きな大会では準決勝、決勝となると、プラカードを持った人に誘導されて選手紹介がされる。また、表彰式もあるので、それぞれ撮影するなら、どの位置にいればうまく取れるかを考慮する必要がある。



露出

選手の動きを写し止めるなら、手ブレを防ぐ意味でも1/500秒を基準にしたい。できれば1/000秒。バドミントンは速い動きばかりではないので、状況によってはもう少し遅くてもブレないケースはある。
一方、1/60秒とか1/30秒といったスローシャッターで動感を出すという表現方法もある。この場合は失敗前提となるので、そのつもりで。
なお、ワタシの場合、室内スポーツではマニュアル露出で撮影している。AEの場合、フレーミングにより露出が変わるからだ。



ピント合わせ

ピント合わせも悩ましい問題。ワタシは基本AFで撮影しているが、ネット越しの撮影ではネットにピントが合ってしまうし、ダブルスの場合は撮りたい人ではない方の人が手前に来ることもある。EOS-1D Mark III では、障害物がない時は45点自動選択AF、障害物がある場合は1点AFに切り換えるか、MFで撮影している。
なお、バドミントン撮影に限ったことではないが、 “親指AF”で撮影している。ご存知の方ばかりかもしれないが、 “親指AF” とは、ボディ背面のAF-ONボタンを親指で押してAFを動作させるカスタムファンクション。シャッターボタンにAF機能を持たせたままにすると、撮影の瞬間に必ずAFが働いてしまい、場合によっては、というかほとんどの場合(笑)、意図したピント合わせが出来ない。



その他

お目当ての選手の試合がどのコートで行なわれるか、事前によくチェックすること。今回の『全日本総合バドミントン選手権大会』では、報道用コートとして有名選手の出場する試合がイレギュラーにそのコートで行なわれ、慌てたケースがあった。



大体こんなところだろうか。写真表現は自由なものだから、このとおり撮影する必要は全くないのだが、まぁ、ご参考になれば。


なお、『第63回 平成21年度 全日本総合バドミントン選手権大会』の観戦レポートはこちら:

2009.12.03 『第63回 平成21年度 全日本総合バドミントン選手権大会』
2009.12.04 『第63回 平成21年度 全日本総合バドミントン選手権大会』
2009.12.05 『第63回 平成21年度 全日本総合バドミントン選手権大会』(準決勝)
2009.12.06 『第63回 平成21年度 全日本総合バドミントン選手権大会』(決勝)
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tag : EOS-1D バドミントン


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