2010.04.17 『645D体感&トークライブ(名古屋会場)』レポート

今日は昼から名古屋駅近くで開催されていたペンタックスの『645D体感&トークライブ』に参加。


 



会場受付はこんな感じ。
大伸ばしの写真パネルがドーンと展示されており、645D の高精細画質がよくわかる。
女優/高樹澪さんの写真ももちろん高精細なのだが、産毛も毛穴も細かいシワもはっきり映し出していて、ちょっと映し出しすぎ(笑)。まぁそれだけ細かいところまで描写できるカメラであることがよくわかる。




受付で受講票(受講当選連絡メールのプリントアウト)を渡すと、もらったのが645Dの作例サンプル画像が入ったCD-ROMとハンズオン体験チケット。あとは再入場時の確認のためのリボン。645Dのカタログとペンタックスファミリーの会報はご自由にお取りくださいというのでいただいた。ちなみに会報は「2007 Summer」と「2008 Winter」といういささか古いもの。余り物を持ってきたのかな? どうせなら最新号が欲しかったところ。
ついでに言うと、自宅に帰ってCD-ROMの画像データを確認したのだが、正直イマイチ。
108MBのTIFFファイルが2枚収録されているのだが、1枚は桜の写真だが、写真として取り立てて面白くもなく、少し露出アンダー。
もう1枚はお城の石垣の写真だが、こちらは微妙にピンぼけ。
645D を本当に売りたいのなら、これらの画像はないだろうという感じ。




こちらはハンズオンコーナー。10台ぐらいの 645D が台の上に置かれており、それぞれのカメラにスタッフがついて説明してくれた。スタッフは20~40台の男性で、たぶんペンタックスの社員だと思う。よくこの手のイベントではコンパニオンのおねーさんが対応してくれたりするのだが、カメラの使い方を聞いたり、その他の周辺事情を聞いたりするのに、コンパニオンのおねーさんでは物足りない。特に 645D のようなマニア向けではその気持ちが強い。

できればモデルとステージが用意されていて、それを撮影できたりすると嬉しかったのだが、そういうのはナシ。まぁ、そんなことになると、ライティング、手ブレ、プリントなど、かなり手間がかかる上、撮った写真が手ブレだったりピンぼけだったりすると、かえって購入意欲が薄れてしまうだろう。そういう意味ではモデル撮影なしというのは正解。イベントとしては地味になってしまった感はあるが。


 

トークライブ会場の後ろには 645D のスケルトンモデルと新広角レンズの見本が展示されていた。
これらは横浜で行なわれた CP+2010 でも展示されていたもの。




ほかに 645D のカットモデルも展示。これは CP+2010 では展示されていなかったように思う。
カットモデルの手前には、プリズム、CCD、アルミダイキャストも展示。




トークライブ会場はこんな感じ。13時~14時30分(実際は45分まで)が田中希美男氏によるトーク
90分予定のトークではプレゼンテーションソフトをプロジェクターで投影してのトーク。
比較的時間があるので、同氏の所有645システムの紹介(ほとんど全部のレンズを所有しているとのこと)やペンタックス645ヒストリーの紹介などからスタート。
● 高画質
● 堅牢性
● 使いやすさ
● コストパフォーマンス
などをそれぞれ細かく解説していたが、いいことばかりではなく、欠点についても述べていて、好感が持てた。欠点というのはローパスフィルタを搭載しないことによりモアレや偽色が出るというようなところだが。
デジタルになる前には645用ポラロイドバック(約50万円)や70mmロールフィルムホルダーを使っていた不便さを解説。デジタルになって劇的に使いやすくなったとのこと。
また、ライカのS2を引き合いに出していたが、「アレを買うのは赤いバッチに100万円払っているようなものだ」と、ちょっと過激発言(笑)。
最後に645Dの使用上の注意点として、● ピントを正確に合わせる、● 適正露出で撮る、● ブラさない、● 絞り込まない、● RAWでも撮っておく、というもの。
絞り込まない、というところでは、絞りを絞って撮った写真とそうでない写真で画質に違いが出る(回折現象)ことを作例で表示。非常にわかりやすかった。
そんなこんなで、中判フィールドカメラとして素晴らしいカメラであるということの伝わるトークだった。




一方、15時30分から17時までは丹治敏明氏のトーク。同氏は風景写真家として有名な方のようで、ワタシもお顔は拝見したことはあるものの、話を聞く機会は初めて。

同氏は風景写真の作例を見せながら、645D の特徴を説明。正直なところ、似たような作例が多くてちょっとイマイチ。また標準レンズで撮った木の写真にメジロやらカラスやらの鳥が写っているのをPCディスプレイ上でピクセル等倍に拡大して喜んでいるようだったが、それにもちょっと・・・。
さらに、前の田中希美男氏のトークで「回折現象」について勉強したことをその場で使っていたが、「カイセキ現象」と何度ものたまっていたのにはちょっと失笑。お年を召されているのであまり重箱の隅をつつくのは大人げないが、ワタシが30年前に購入したカメラ関係の本にはしっかり解説されていたので、最近のデジタル化になって出てきた用語ではない。ちょっと勉強不足か。
氏は従来の中判カメラの撮り方で撮影しているので、とにかく絞り込み多用の作例ばかり。まぁ、今後は撮影スタイルが変わるかも。

あまり悪いことばかり書くのも失礼なので、タメになったこともいくつか。
● 気泡の水準器は精度が悪いけれど、水平を出すために使うのではなく、カメラのブレが収まったかどうかを確認するために利用する。
● 強風時はカメラぶれ防止のためにレンズフードを外す。
● 強風時は自分の身体を風よけにする。
● 古いフィルターは微妙なゆがみが出ている可能性があるので注意。

ところで、同氏の発言で一番重要だったのは、来場者のうちフィルム645カメラの所有者に手を挙げさせたこと(笑)。来場者はたぶん100~150名、そのうち1/4~1/3が挙手していた。ペンタックスの営業/マーケティングスタッフにとっては、まさに見込み客となるので、狸の皮算用をしたことだろう(笑)。ワタシはフィルム645ユーザーではないので、645Dでこれからシステムを組もうとは思わないが、すでにレンズシステムを持っている人にとってはハードルが低い。かなりの方が購入に走るものと思われる。

ただ、せっかく見込み客がたくさんいるのに、ペンタックスのマーケティングとしてはあと一歩が足りないと思う。
このイベント来場者で645Dを購入した人「だけ」にはメモリーカードを特別にプレゼントするとか、レンズとセットでカメラを購入したら1万円をキャッシュバックするとかの来場者メリットを用意すれば、購入にドライブがかかると思うのだが。

とはいえ、とりあえず楽しめた半日だった。

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tag : ペンタックス 645D


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