キヤノン『EF LENS WORK II』





『EF LENS WORK II 』はキヤノンが発行したEFレンズの紹介本。FDレンズ時代には『THE LENS WORK』が発行されていたが、それのEFレンズ版。ワタシが所有しているのは「1999年9月 第5刷発行」のもの。価格は2,500円(税別)。

当然のことながら『EF LENS WORK』( I )があるわけだが、東京のキヤノンのサービスセンター(銀座および新宿・品川)でこの本を見せてほしいと訪ねたところ、「どこのサービスセンターにも残っていない」と言われてしまった。自分ちで発行した本がないとは何事か!と思ったが、それがキヤノンの体質なのか。『EF LENS WORK II 』ではキヤノンの交換レンズヒストリーを紹介しているが、本当に自社の歴史を大切にしているのか、疑問に思ってしまった。
ちなみに『EF LENS WORK』( I )は東京/新宿のマップカメラで店員用としてストックされていたのを見せてもらったことがある。また、キヤノンの名古屋サービスセンターにも実は残っていて、見せてもらった(東京での応対は何だったのか?)。

なぜ『EF LENS WORK』( I )にこだわるかというと、以前この本を読んだことがあり、そのときEF50mm F1.0L USM に焦点を当てた解説があったのを記憶していて、それを再度読みたかったから。実際に再度読んでみると記憶していたよりあっさりしていたけれど(笑)。


さて、そんなわけで手元に『EF LENS WORK』( I )がないので、それとの比較はできないが、『EF LENS WORK II 』を軽くコンテンツ順に紹介。


「プロフェッショナル・アイ」
10名のプロが作品紹介と解説。


「キヤノン・ストーリー」
KWANON CAMERA の紹介、『ナショナル・ジオグラフィック』誌での広告出稿、ハイテクノロジーを支える職人の技、これまでのキヤノンの主要なレンズの紹介(職人の技はカメラ雑誌での広告にも使われた内容)。


「EFレンズワールド」
個別レンズの詳細紹介。1999年9月 第5刷発行なので、サンニッパ、ヨンニッパ、ゴーヨン、ハチゴーロクが IS 化されたのに合わせて発行されたというところか。
超広角ズームは EF17-35mm F2.8L USM が紹介されており、ワタシも持っている世界で最も明るいAFレンズ EF50mm F1.0L USMも紹介されている。ほかには EF200mm F1.8L USMEF1200mm F5.6L USM も。EF70-200mm F2.8L IS USM はまだない。エクステンダーは防水防滴でない I 型が紹介されている。
なお、通常この手の本では単焦点レンズから先に紹介されるのが普通かと思うが、この本ではズームレンズの紹介が先。キヤノンがズームレンズに力を入れていたことの現れか。


「交換レンズの世界」
ここでは一眼レフの構造からはじまり、レンズの焦点距離による「画角」「遠近感」の違い、絞りの変化による「被写界深度」の変化を解説。このあたりは写真上達には必須項目ですな。


「ジャンル別写真術」
そしていよいよ撮りたい写真を撮るにはどうするかについての解説。
● 花と昆虫、● 野生動物と自然、● 海の生物、● 日食、● 鉄道、● ポートレート、● 航空 について見開き2ページずつ解説。
海の生物ではEOSをマリンハウジングに入れて撮影だし、日食もかなりマニアックな被写体に思うが(笑)。


「EFレンズテクノロジー」
ここでは、● キヤノンのレンズ設計思想、● 開発プロセス、● “完全電子マウントシステム” の優位性、● 高性能 EF レンズを実現する13の技術 などについて解説しており、一般人には難しくてついていけない部分も。
面白いことに “高性能 EF レンズを実現する13の技術” では “15” の技術が紹介されている。これは誤植だ(笑)。たぶん、『EF LENS WORK』( I )では “13” だったのが、この本では2つ追加されたのだろう。それは 「14. 優れた防塵・防滴構造」「15. 新たな撮影領域を開拓する IS テクノロジー」


「光学の基礎知識」
ここも一般人には難しい部分が多いが、とりあえず一通り読んでおくと、役に立つことがあるかも(?)しれない。それぞれの用語には英語表記もあり。カメラ用語はカタカタ語が多いが、たまに英語とカタカナ語が一致しなかったり、普段よく使う単語も英語で言えなかったりするので、ひまつぶしに英語表記だけでも見ておくと、(無駄な?)雑学が増えマス。例えば、「絞り:stop, diaphragm, aperture」、「フランジバック:frange-focal distance」「ピント:focus」、「解像力:resolving power」など。



とまぁ、こんな内容。現在、新品で手に入れることはできないし、最新レンズも掲載されていない。お勉強部分は現在手に入れられる『EF LENS WORK III』でカバーされているほか、追加情報も入っているので、あえて『EF LENS WORK II』を入手する必要はない。しいて言えば、 EF17-35mm F2.8L USM 、EF50mm F1.0L USM、EF200mm F1.8L USM など、古いEF レンズを知りたい向きにはドーゾというところか。


関連エントリー:キヤノン『THE LENS WORK』
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tag : キヤノン EF50mmF1.0L


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