『CAPA』2010年07月号
![]() | CAPA (キャパ) 2010年 07月号 [雑誌] (2010/06/19) 不明 商品詳細を見る |
『CAPA』7月号。
表紙は足立梨花さん。17歳。三重県出身だそーで、ちょっと親近感が沸いてしまった。
「ソニーαNEX 実写チェック!」。
こちらは8ページで巻頭特集。前半4ページではNEXの画質の良さをアピール。後半はスイングパノラマ、チルト液晶モニター、高感度画質、高速連写、オートHDRといった機能について実写解説。
特に高感度撮影では、おまかせオートやプログラムAEでのISO1600から12800での写真のほか、「人物ブレ低減モード」での写真も掲載。これは高速連写した6枚の写真を重ね合わせ合成することで低ノイズを実現するもので、ワタシ的には要注目機能。惜しいのは拡大画像を載せてくれなかったこと。とはいえ、参考になる記事だった。他メーカー(特にパナソニック)も「スイングパノラマ」と「人物ブレ低減モード」はファームウェアアップデートで実現してくれないものか。
「2010年夏 カメラ・用品はゼッタイ マル得で買う!!」。
前半は「現行最新モデルを買って大成功!の術」「フォーマットチェンジ(買い増し)で大成功!の術」「安く・おトクに買って大成功!の術」となっていて、大成功パターンのほか、残念パターンも紹介されており、むしろここが参考になる。
続いて「ジャンル別カメラ購入術」。風景、ポートレート、スポーツ、スナップというジャンル別に具体的なカメラを紹介。
さらに「賢く得する “辛口” 購入実践編」。伊達淳一氏が現在どのようなカメラを買うべきかを解説している。
最後に「2010年夏の買得カメラ誌上座談会」。伊達淳一、森脇章彦、岡嶋和幸の3氏が注目カメラ、買得カメラについて語っている。
と思ったら、少しページを飛ばして「キットレンズにプラス 写真が上手になるレンズ選び」。マクロ、広角、標準、望遠&高倍率ズームレンズでオススメレンズを紹介。
さらにページを飛ばして「プロカメラマンが選ぶ カメラマンのためのデジタルフォトフレーム」。購入前のチェックポイントはなかなか細かく参考になろうし、実際の製品も11アイテム掲載している・・・のだが、モノクロページでの紹介なのは残念。
「シグマSD15」。
『カメラマン』では4ページだったが、『CAPA』では3ページ。だが、『CAPA』のほうがポイントを突いていて分かりやすい。感度による画質の違いは拡大画像付きで分かりやすいし、旧機種SD14とのノイズ比較も分かりやすい。大きく掲載した写真もあり、画像の緻密さもなんとなくわかる。ワタシ的には一般ベイヤーパターンセンサーの機種との画質比較が見たかったところではあるが、3ページの記事としてはアッパレの内容。
「ペンタックス645D」。
見開きで竹内敏信氏の写真を大きく掲載。続く見開きでは岡嶋和幸氏の作例を掲載している。このカメラはローパスフィルターを外して風景専用を打ち出しているので、どちらも風景写真なのだが、このカメラでポートレートを撮るとどのような映像になるのかも見てみたい。
Book in Book「写真の新しい基礎」。
最終回の今回は「フレーミング(切り取り)をコントロールする」。内容として特別目新しいことは書かれていないが、初心者には参考になるだろう内容。
「 “超” 満喫! 夏の自然風景 11景」。
8名のプロが11の風景を撮影。
1 尾瀬:新井幸人
2 渓流:米美知子
3 霧ヶ峰(高原):山口高志
4 雲海:深澤武
5 朝霧:高橋真澄
6 虹:高橋真澄
7 青い海:工藤智道
8 昆虫の森:海野和男
9 ホタル:高橋宣之
10 月:高橋宣之
11 美瑛(丘):高橋真澄
ワタシは風景は撮らないけれど、綺麗な作例が多く、見るだけでも楽しい。
「瞳の天使 土屋勝義 × 滝沢カレン」。
トビラページは望遠レンズで撮影しているが、他のページの写真は広角レンズによるもので、面白い。
「EOS7Dで描き出す 浅草・三社祭の「粋」」。
EOS7Dの機能を使って浅草・三社祭を撮影。なかなか見応えある作例が多い。
馬場信幸の「シンク・アウト」。今回は「ソニーNEX」について。かなり高評価の内容で、文章全面ホメまくり(笑)。
「初めての望遠ズーム 失敗しない選び方」。
標準ズームしか持っていない初心者ユーザーが次に買うべきレンズとして望遠ズームを紹介している。初心者向けの内容ながら、分かりやすい。
「EF70-200mm F2.8L IS II USM 特写レポート」。キヤノンのタイアップ企画かと思うが、今回は「乗馬」。作例写真のクオリティが高いとは思えないが、被写体としては面白い。
「西平英生の交換レンズ完全ガイド」。
今回はオリンパスのマイクロフォーサーズレンズ3本(M.ズイコーデジタルED14-42mm F3.5-5.6、同ED-9-18mm F4.0-5.6、同17mm F2.8)。
注目は超広角ズームED-9-18mm F4.0-5.6。超コンパクトなので気軽に持ち運べて良さそうだ。西平氏の「一刀両断」も★5つ。まぁワタシはパナの7-14mmを持っているので買わないが、これから購入を検討する人は悩ましいところか(笑)。
「報道カメラマンはなぜ命を賭けて現場に撮りに行くのか!」。
東京都写真美術館で8月8日まで開催されている『世界報道写真展2010』にからめた企画で、報道カメラマン5名(宮嶋茂樹、原田浩司、横田徹、亀山亮、足立百合)による座談会と各カメラマンの作例と文章紹介。
昨年も同様の企画があったように思うが、昨年よりもはるかにイイ。座談会の内容にリアリティがある。とりわけ宮嶋氏の発言や文章にそれを感じる。
報道カメラマンになりたいヒトはご参考に。なりたくなくなると思うケド(笑)。
『CAPA』7月号はこんなところで。
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テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真
tag : CAPA
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