2010.08.21『プロフェッショナルスポーツフォトセミナー』講師:山田一仁プロ

つづいて、 山田 一仁  サッカー「“試合を撮るのではなく人を撮れ” 英国プレミアリーグサッカーを語る」

山田プロはもともと報道カメラマンを目指していたそうだが、共同通信の入社できず、文芸春秋社で仕事をすることに。
最初は講演会の記録写真を撮りに行かされ、だんだん重要な写真撮影を任されるようになるのだとか。
経験を積むと “デスク” と呼ばれるカメラマンの撮影割振りをするようになり、さらには現場に撮影に行かなくて済む役職になるのだとか。山田プロは常に現場のカメラマンでありたいということや、自分自身の実力を試したいという気持ちもあり、1989年、同社を辞めてフリーに。同年は天安門事件、ベルリンの壁崩壊、ルーマニア革命と100年に1度の事件が3つもあり、日本ではあまり知られていない(と思う)が、ルーマニア革命の取材の写真や話は印象的だった。
その後山田プロは英国プレミアリーグの撮影パスを1年がかりで手に入れるのだが、そのあたりのいきさつも詳細に語ってくれた。

山田プロの写真家としての半生に続き、写真のスライド映写を見せて生徒へのクエスチョン。例えば、2枚の写真のうち、どちらの写真がいいか? またその理由は? 別の2枚では、同じ流し撮りだが、違っているのはナニ? など。生徒に写真を見て考えさせる内容で、まさにセミナーという感じで面白かった。

山田プロはもちろん普通にサッカーのいいシーンは撮れるのだが、それ以外に背景を語るキャプションを読んでその写真の面白さがわかるシーンを撮るのが得意なようで、アート写真でもなければ一目見て内容がわかる新聞の写真でもなく、まさに『Number』的。背景がわかって初めてその写真の深さがわかる写真とでも言おうか。
山田プロ曰く、「どんな職業でも、3年経ったら仕事ができて当たり前。その上で、事前情報を増やすと、ニュース性のある写真が撮れるようになる」。
また、「スポーツの現場では得点差など、その場その場での状況判断が必要。次に撮るべきシーンを予測すること」。
ワタシ個人としては、2日間で受講した4講座の中で一番考え方に共感できるカメラマンだった。

山田プロの講座でも最後に受講者の作品を講評する時間が設けられた。ワタシはサッカーの写真は持ち合わせておらず、また時間もなかったので、作品を見ていただくことは控えたが、同氏の観点でぜひ講評をいただきたかったと、今さらながら残念。
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