キヤノン EOS 5D Mark IV インプレッション






全日本実業団バドミントン選手権大会・秋田大会がキヤノン EOS 5D Mark IVのデビュー戦となった。以下、レポート。


操作系
ボタン・ダイヤル類、メニューなどは 5Ds、7D2 とさほど変わらないので、取扱説明書を全く読まずに実践投入(笑)。
大きな違いと言えば、液晶モニターがタッチ式になったので、クイックメニューでの設定変更のときに、指でダイレクトに設定項目を選べるのが便利。
また、撮影画像を拡大したときも、スマホ感覚で表示部分を指で動かせるのが便利。


AF
5D4は1DX2と同じ最新のAFシステム(61点高密度レティクルAF II・EOS iTR AF)を採用しており、ファインダー撮影においても測距エリア選択モードを「自動選択」にした場合、顔認識AFが可能となる。
今まで「自動選択」はあまり当てにならない印象で、ほとんど使ってこなかったが、今回は撮影の9割がこのモード。最初にどの測距エリアにAFを合わせるかはマルチセレクターで選べる上、激しい動きで被写体をその測距エリアから外してもカメラが被写体を追い続けてくれるので、これまで使用してきた「領域拡大(任意選択)」モードよりもねばってくれる感じ。

一方で、「自動選択」モードで一旦ピントが合ったのに、その後外れてしまうケースが何度も見られ、イライラしたことも。このモードはもう少し使い込んでAFのクセに対応しなければならない。

あと、「領域拡大(任意選択)」モードでは、測距エリアを選んだ後、マルチセレクターを押し込むと中央に測距エリアを戻し、さらにもう1度押し込むと元の測距エリアに戻るのだが、「自動選択」モードではこの操作ができない。マルチセレクターを1度押して中央に測距エリアを戻すことはできるが、もう1度押しても元のエリアには戻らない。これは不便なので、ファームアップで対応してほしい。7D2でも試してみたが、同様だった。
色々書いたが、トータルでは5Dsよりもピントの歩留まりはいい印象なのは間違いない。


連写性能
5D4の連写性能は最高秒7コマ。5Dsの秒5コマと7D2の秒10コマの中間だが、撮影中のフィーリングとしてはワタシ的には快適。スマッシュ時に連写すると、5Dsよりも1枚多く撮れる感じ。本当はもう1枚ぐらい多く撮れると有り難いのだが、欲張り過ぎか。まぁ、3,000万画素カメラですからなぁ(笑)。連写性能最優先なら7D2か1DX2を使えということ。


画質
普段はISO3200か6400で撮影するところ、今回はISO6400と12800を使用。
正直なところ、大伸ばし目的ならISO12800は使いたくないという印象。カラーバランスは崩れていないので大きく拡大しない前提であれば問題なく使えるが、輝度ノイズが大きく、大伸ばし目的ならISO6400にとどめたい。
さらに滑らかな画質にするにはISO1600まで落としたいところだが、今度はカメラブレ・被写体ブレで歩留まりが悪くなるのであまり使えない。


トラブル
ワタシの5D4は新品ではないので少々使われているのではあるが、それほど使い込まれている感じではない。
今回、3日間使用して起こったトラブルは以下の通り。
・突然液晶画面が操作不能になる(3回程度)
・突然液晶画面がブラックアウトする(1回)
・突然レンズとの通信エラーが起きる(2回程度)
電源を切って回復することもあれば、そうでない場合は電池を抜いてまた戻せば大抵回復した。それでも回復しない場合もあったが、何度か同じ操作をして事なきを得た。


こんなところが5D4の印象でゴザイマス。もう1台の7D2は高感度での画質が5D4に比べて悪いのであまり使いたくない。今後は5D4がメインで7D2はサブ。というか、7D2は故障時の予備カメラになりそうな感じ。



SMASH & NET.TVの記事:
【全日本実業団】決勝進出はトナミ、ユニシス(男女)、そして北都銀行!!
【全日本実業団】日本ユニシスがアベック優勝!!!



 


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2017全日本実業団選手権大会・秋田大会 撮影後記




首題バドミントン大会の撮影のために7月6日から10日まで秋田へ。撮影は7日から9日の3日間。大会自体は5日からリーグ戦が行なわれ、7日からはリーグ戦を勝ち抜いたチームとシードチームを加えたトーナメント。
男子は160チーム、女子は43チームという膨大な数で、リーグ戦は3会場で行なわれ、7日のトーナメント戦は2会場、8・9日は1会場という具合。
試合形式は2複3単で行なわれ、トーナメント戦では先に3勝したチームの勝利となる。ちなみに似たような団体戦のS/Jリーグ(旧・日本リーグ)は2複1単の総当たり戦。

撮影機材はだいたいいつも通りながら、今回はキヤノン EOS 5Ds を 5D Mark IV に買い換えてのデビュー戦。
一脚もマンフロット685Bではなく、Velbon UC-STICK R60 を使用。



7月7日(秋田県立体育館)



この日、女子の試合はすべてCNAアリーナ★あきた(秋田市立体育館)で行なわれ、男子は半分が同体育館、残り半分が秋田県立体育館で行なわれた。個人的には女子の試合を撮影したかったが(笑)、依頼主からの指示により男子の試合を撮影(悲)。ともかく、トナミ運輸の大堀彩/仁平菜月が富山県選抜として出場し、ペアを組んだゲームを撮れなかったのは本当に残念。
試合はトーナメントの1・2・3回戦で9:30スタート。コートは最大8コート。
1回戦は予選リーグを勝ち上がったチームとシードチームが対戦するケースがあるが、レベル差が激しい場合もあり、撮影する前にあっという間に終わってしまうこともあり、注意が必要。今回は全チーム・全選手を撮影しているわけではないので、なんとか最低限の撮影はできた。
1回戦は2回のタイムテーブルで行なわれ、それぞれ時間が余ったが、2回戦、3回戦は接戦の対戦ばかりで押してしまい、17:30あたりが終了予定のところ、実際に終わったのは20:40(涙)。

秋田県立体育館は天井の中央に一列にライトが並ぶため、アリーナでは中央側から端側に向かって撮影すると順光撮影となるが、逆側から撮ると逆光になってしまう。前半は無難に順光撮影を心がけたが、後半はあえて逆光撮影でドラマチックなライティングを意図した。
アリーナ以外に2階席からも撮影したが、120-300mmでイイ感じに撮影でき、快適だった。



7月8日(CNAアリーナ★あきた)



会場を変えてCNAアリーナ★あきた(秋田市立体育館)。市立体育館にしては奇天烈なデザイン。デザイン料、いったいいくらかかったんだろう?(笑)。
それはともかく、丸いアリーナの天井には丸いライトが円状に配置されていて、やや硬いライティング。
準々決勝と準決勝のみで予定は9:30から13:30の予定だったが、終わったのは17時(涙)。
ちなみに準々決勝では日立情報通信エンジニアリングが桃田賢斗が所属するNTT東日本を破ったことが特筆(日立は準決勝で日本ユニシスに敗れた)。
また、山口茜が所属し、昨年優勝した再春館製薬所を地元・秋田の北都銀行が準決勝で破ったことは特筆。

準々決勝は8コートでの全試合を撮影するためにアリーナのみで撮影、準決勝は2階席からと予定していたが、準々決勝の一部の試合が押していて、それが終わる前に一部の準決勝がスタートしたため、2階席からの撮影は少し厳しくなった。というか、地元・北都銀行の躍進もあり、観客席は満員に近く、撮影場所に苦労した。実際は2階席ではなく3階席から撮影。3階席からでは120-300mmではちょっと不足気味、1.4xのテレコンを使用して撮影した。
ただ、準決勝レベルになると1つ1つの勝敗でチームの応援や試合後のハイタッチなども昂揚する。それらを撮影するにはアリーナ撮影が無難。上からの撮影では片側の選手しか撮れないし。なので上からダブルスの撮影をした後は再びアリーナで撮影。



7月9日(CNAアリーナ★あきた)

大会最終日は男女それぞれ決勝のみという贅沢な内容(といっても2複3単の3勝先取勝負だが)。
男子は昨年同様、トナミ運輸と日本ユニシスの対戦。女子は日本ユニシスと北都銀行の対戦。

先に勝負が決まったのは女子。日本ユニシスがダブルスで2勝した後、シングルスで1敗。最後はリオ五輪銅メダリストの奥原希望が優勝を決めた! リオ五輪後、一時期肩を傷めて低迷していたが、しっかり優勝シーンを飾るあたりは華を持っている。
一方、男子は第3シングルスまで回る大激戦。第1ダブルスで日本勢トップのトナミ運輸:園田啓悟/嘉村健士が敗れたことが大きく、第2ダブルス、第2シングルスをトナミ運輸が取ったものの、第1ダブルス、第1シングルスを取った日本ユニシスのスマッシュ王子:上田拓馬が第3シングルスも取って優勝を決めた。
ちなみに男子5試合のうちダブルス2試合と第1シングルスがファイナルゲームになり、かなり時間が押したため、第3シングルスは試合が終わった女子コートで見切りスタートすることに。それでも終わったのが15時前。
大会パンフレットによれば、決勝戦後の表彰式/閉会式は13時からの予定だったので、かなりの遅延。

一部のチームは帰りの予定もあるようで、決勝戦の最中に略式の表彰式をもって早々に退場。また、決勝に出場した選手の中にも、カナダオープンに出場するために表彰式に出ることなく出発した選手が多く、表彰式は代理選手が表彰されるなど、少々寂しいものとなった。

撮影に関しては、前日の経験をふまえ、事前に依頼主の了承を得た上で観客席からの撮影はやめてアリーナからの撮影に専念することに。だが、これは結果的に良かったと思う。大きな撮り逃がしもなく、それなりにいい写真が撮れた。

表彰式は15:20から。記事で実際に使用する写真は優勝した男女チームの記念写真のみで、それ以外はほぼ使われることがないのだが、それでも一応、撮影。撮った写真を使わないのは可能だが、撮らなかった写真を使うことは不可能なので(笑)。
本当は優勝チームの記念撮影用にストロボと外部バッテリーまでわざわざ用意してきたのだが、表彰式前にすでにノーストロボで撮影していたため、今回は出番がなかった。



こんなところが全日本実業団の秋田大会。



ちなみに今回の撮影枚数は・・・
7月7日:5,685枚
7月8日:5,716枚
7月9日:4,430枚 合計:15,831枚

まぁ、こんなものだろう。秒5コマの5Ds(5,060万画素)よりも撮影枚数は多めに感じるが、1ファイルあたりの容量が少ない(3,010万画素)ので、トータルの容量は似たような感じだと思う。ただ、5Dsは撮影していて秒5コマにもっさり感を常に感じていたし、AFがそもそも貧弱だったので、それらが改善されて撮影時の感覚はかなり良くなった。なので、買い換えは正解だったように思う。



SMASH & NET.TVの記事:
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キヤノン EOS 5Ds を売却しました。






キヤノン EOS 5Ds を売却した。EOS 5D Mark IV を購入したため。

ワタシの記憶では、5Dsは 2015年の CP+前に発表され、6月の発売と共に新品を購入。
5060万画素とフルサイズ機としては超絶スペックだったので、当時もう1台所有していた EOS 7D Mark II をうまくカバー。普通画質&高速連写の7D2と超高画質&低速連写の5Ds。バッテリーが共用というのも便利だった。EOS-1D X のバッテリーチャージャーはかなり大きく、お荷物だったので。このとき1DXを売っぱらった。

ただ、いずれも「フリッカー低減機能」が搭載されていたのがキーポイント。「フリッカー低減機能」を搭載したのは7D2が最初のモデルで、5Ds/5DsRが次のモデルだったと記憶している。
必要ない人にとっては全く必要ない機能かもしれないが、室内スポーツ(バドミントン)ばかり撮影するワタシにとっては切実なハナシ。バドミントンの国内大会は会場が毎年変わるところと毎年固定のところがあり、固定でも必ずフリッカーに悩まされる会場があったので、「フリッカー低減機能」を搭載した機種に買い換えることは当然の選択だった。これが1DXを売っぱらった最大の理由。

もっとも期待する画質については、うまくハマればバドミントンであってもかなりの画質をたたき出した。
そして、撮影画像が某メーカーの大イベントで大きく引き伸ばされているのを見たときは感動したりもした。
7D2と同じ感度で撮影した場合、画素数半分以下の7D2のほうはガサガサ感が出てしまい、使用するのを控えたくなった。
5,060万画素はトリミング耐性が強く、多少大幅にトリミングしても十分な画質が得られたのは大きい。

また、5Ds はEOSデジタル一眼レフとしては唯一、クロップ撮影ができ、サードパーティ製のAPS-Cレンズを使用してもクロップ撮影すればケラレのない画像が得られるというメリットもあった。例えば、タムロン16-300mmを5Dsで使用するということもあった。クロップ撮影は 5D4でも搭載してほしかったが、搭載されないのはキヤノンもサードパーティ製レンズ導入の助長になると悟ったのか?(爆)。

一方、連写性能は7D2の半分。バドミントンで言えば、スマッシュを連写すると写るコマは半分なので、期待の瞬間を撮影するには押すタイミングが重要で、思い通りの瞬間が撮れないことも多く、イライラが多かった。
また、ワタシ自身の実感として、バッテリー残量が半分になると、連写速度が落ちてくるような感じだった(実際はどうか分からない)ので、そのような状態になったら、速やかにバッテリーを交換していた。
まぁ、5Dsはそもそも風景やスタジオ撮影がターゲットだったのだろうから、1日に5,000枚撮影するような5Dsユーザーはワタシぐらいだったかもしれない。

一番イライラしたのが AF追従精度。AFはメカ的にも7D2よりも劣っており、それは実写に現れていた。ファインダー内でピントが追いつかないのがわかるからだ。
1DXや7D2ではAFでミスするのは自分が被写体の動きに対応できなかったからと実感することがほとんどだったが、5Dsでは自分は対応しているのにカメラが追いついていないという印象のケースがよく見られた。

むしろ、5Dsは超高画素なだけにピクセル等倍で画像を見ると歩留まりはひどく、これがワタシを悩ませた。
結論としては、そこそこ高画質ながら連写性能・AF性能が高い5D4への買い換えとなった。
前回の高感度画質比較では5D4が期待以上の画質だったので、今後の撮影に期待。

一方で、短い間ながら頑張ってくれた5Dsに感謝。だんだんアマチュア化していくワタシの機材だが(笑)、プロっぽいスペックでかつバドミントン大会の会場でおそらくワタシ以外誰も使用していないだろうというカメラだったのが少し自慢(笑)。



   

 

   


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5D4と5Dsの高感度画質比較




(上の画像は5DsのISO400画像と5D4のISO102400画像)





首題比較をやってみた。カメラ雑誌等でも行なわれているが、ワタシ自身が実感したいところということで。
テスト方法は室内で絵を撮影。レンズは EF 24-70mm F2.8L II USM。三脚に据えてライブビューで撮影。
5DsはISO400からH(12800)まで、5D4は400からH2(102400)まで撮影。
撮影した画像をAdobe Photoshop で開き、ピクセル等倍(または5Dsの場合は80%に縮小)で表示して評価。
ただし、掲載は面倒なので省略。以下、評価コメントのみ。



ISO400から3200まではピクセル等倍で見ると両者同等に滑らかな画質。画素数が多い分、大伸ばしには5Dsのほうが有利か。

ISO6400では画質に少し差が見られ、5D4のほうが良いようだ。

ISO12800ではいずれも描写のくずれが分かるが、5D4のほうが滑らか。5Dsの画像を80%に縮小しても5D4のほうがキレイ。

以下、5D4のみとなるが、ISO25600ではさらに輝度ノイズが悪化するもののカラーノイズは見られない。

H1(ISO51200)となるとカラーノイズがはっきり現れ、輝度ノイズもさらに悪化。使用はためらわれる。

H2(ISO102400)ではカラーノイズ、輝度ノイズともにさらに悪化。緊急用でしかない。


5D4のISO6400の画像は5DsのISO1600には劣るが3200とは甲乙つけがたい画質のように見られる。

5D4のISO12800の画像は5Dsの6400の画像を80%に縮小したものよりも明らかに滑らか。むしろ3200とも同等のように見られる。

5D4のISO25600の画像は5Dsの12800の画像を80%縮小したものよりも良好。ただし、5Dsの6400画像を80%縮小したもののほうが良好。



結論としては、5DsでISO3200と同等のクオリティを出すのに5D4ではISO6400あるいは12800でも可能ではないかということだ。ISO6400と12800で画質の差はあるものの、その差はごく僅か。積極的に12800が使えそうだ(25600の使用には消極的)。
高感度が安心して使えるということは高速シャッターが使えたり、テレコンが使えたりするワケで、ブレによる歩留まりの減少が期待できたり、トリミングが少なくて済んだりと、いいことづくめ。室内スポーツ(バドミントン)ばかり撮影するワタシにとっては切実なアドバンテージだ。

こうしてみると、低感度での絶対的画質は5Dsだろうが、高感度での撮影では5D4に軍配が上がると思われる。ましてスポーツなら、連写性能に優れた5D4だろう(秒5コマの5Dsに対して秒7コマ)。もちろん、上には EOS-1D X Mark II というフラッグシップ機があり、連写性能は秒14コマと圧倒的。ただし、ミラーレスで秒20コマというソニーα9の登場でフラッグシップ機は大きな変革が求められている。キヤノンもニコンもα9対抗機を東京オリンピックまでには発売すると思うので、ハイエンドモデルはそれまで様子見。もっとも、ハイエンドモデルを買うカネがないというのがホンネ(爆)。



  



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